『獄門島』金田一耕助は? [映画]
高校時代、週に1回ホーム・ルームの時間というのがありました。
普段は学級会みたいな感じで、学校行事(運動会・文化祭など)の企画や、クラスの問題(家庭科の時間、他の教科の内職をしている人が多い!)について話し合ったりしていました。
時々、学級活動ということでレクリエーションを楽しむこともありました。
近くへお弁当を持ってハイキングに行ったり、みんなで映画を見に行ったり・・・。
で、ある日のホーム・ルームで女子高生1クラス、総勢40名近くで名画座に行って観た映画が『獄門島』でした!
なぜに『獄門島』?!
当時のホーム・ルーム委員の趣味だったのか、たまたま、その週に上映してたのがこの映画だったのか・・・今となっては不明です。
『獄門島』・・・1977年、市川昆監督作品。原作は横溝正史。
主人公の金田一耕助は石坂浩二が演じていました。
共演者は、大原麗子、太地喜和子、ピーター、浅野ゆう子、司葉子などなど・・・。
獄門島の旧家の三姉妹、月代、雪枝、花子が、下記の俳句の見たてのままに殺されていくのです。
鶯の身を さかさまに 初音かな (宝井其角)
むざんやな 甲(かぶと)の下の きりぎりす (松尾芭蕉)
一家(ひとつや)に 遊女も寝たり 萩と月 (松尾芭蕉)
おどろおどろしい横溝ワールドを、女子高生40人がキャーキャー言いながら堪能しました。(笑)
まぁ、この映画で俳句のいくつかを覚えたので、そういう意味では学習活動(古典の授業?)の一環と言えなくもなかったですね。(^^;
金田一耕助の事件匣 市川崑×石坂浩二 劇場版・金田一耕助シリーズ DVD-BOX
- 東宝
- 2006/11/23
- DVD
で、この映画の金田一さんは石坂浩二でしたが、
個人的には、金田一耕助といったら、古谷一行(テレビの横溝正史シリーズ)が一番、好きです。
あの、小汚い感じとか、天然のとことか、下駄履きで走るドタドタ感とか、推理の場面での目のキラメキとか・・・古谷一行の金田一は、絶品でした!
こんばんは!
ミステリー好きとして黙ってはいられないと思い、コメントします☆
金田一シリーズは活字でしか知らないのです…「獄門島」はその殺される3姉妹の性格にイライラしながら読んだ覚えがあります。
映画ではこれほどそうそうたるメンバーがそろっていたのですね!Σ;(@□@)
確か西田敏行さんもちょこっとやってらしたような…(うろおぼえです…)
私は石坂さんのイメージしかなかったのですが、古谷さんも言われてみればそうかも♪♪♪
何よりもHRで映画鑑賞とは、羨ましいです!!!
by まつり (2007-11-26 22:21)
物凄くヘビィなチョイスですね…『獄門島』ですか。(汗)
私は多分その日のホームル−ムは欠席して図書室に逃げています。(笑)
そして恐怖のDVD-BOX。
キャーーー!!
とか言いつつ一応ココに入っている物語は全部見た事あったりして。
でも…ココでこうなる。って知ってても怖いんですよね。
知ってるから怖いのかしら…とも思いますが。(苦笑)
古谷一行さん御似合いでしたよね!!
by (2007-11-26 23:10)
こんばんは!
おおお~懐かしいです!!
覚えてますとも、横溝正史シリーズ、『獄門島』!!
改めて共演者を見るとそうそうたるメンバーですね。
このシリーズは何回見たことでしょうか・・・テレビで放映されるとついつい
見てしまいます。
私も石坂浩二より古谷一行の金田一耕介の方が印象に残っています(^^)
by (2007-11-26 23:14)
最初の八つ墓村での金田一役は渥美 清さんでした・・・ ^^
by 旅 (2007-11-26 23:21)
ホームルームで映画鑑賞とはうらやましい!
「獄門島」で印象深いのはささやななえの漫画です。
横溝正史の小説は初期のを何冊か読んだけど、血がいっぱい出てくるし
名探偵なのに人が何人も死んでからやっと謎を解くもどかしさがいやで
読まなくなりました。
原作では犯人が男なのに映画では綺麗な女性になってたりするんですよね~(これは仕方がないのかな・・)
by barbermama (2007-11-27 10:28)
角川の仕掛けた横溝正史ブームに嵌められ本棚を黒い背表紙で埋め尽くしたクチ。
今から考えると中学生女子の読むような内容ではなかった(止めろよ~親もよー)
かなりエログロでしたねー。
まぁ書かれている内容より今で云うキャラ萌えでした。耕ちゃんのファンというわけ。
一等すきな話が<獄門島>でした。例のミスリードの台詞以外は完璧。
あの時代ならではの動機は切ないし犯人はフェアだし
映像を思い浮かべた時に綺麗だしヒントは文学的だし最後のドンデン返しは悲しい。
しかも金田一耕助の淡い恋のオマケつき。
映画は…^^;
倒叙物以外の推理小説を映像化すると探偵役を除いて一番ギャラの高い役者が犯人ってポスター見た段階で判っちゃうところが一番辛いような希ガス。
by おきざりスゥ。 (2007-11-27 12:41)
30年近く前の横溝ブームのとき、文庫と映画をすべて網羅しました。文庫は表紙がよかったです。
本家、分家とか暗いんですよ!そこが好きでしたが。横溝のドロドロ路線は岡山の女=岩井志麻子が多少受け継いでますね。
金田一はいつも「しまった!」といって犯人を死なせてしまうのが、残念というか、「お前それで名探偵といえるんか」と突っ込みいれてました。
by (2007-11-27 12:47)
私だったら、「日活ロマンポル○ノ3本立て」でしょうかね・・・
それにしても、高校生にはハードな!
by たいへー (2007-11-27 14:09)
まつりさん、nice!&コメントありがとうございます。
>3姉妹の性格にイライラしながら読んだ覚えがあります。
そうそう! 三人とも仲が悪くて、毎日綺麗な着物を着てチャラチャラして過ごしていて・・・。
正直なところ、あーゆう目に遭っても、それほど気の毒には思えませんでした。(^^;
西田敏行の金田一? 記憶になかったので調べてみました。
ありました!
1978年の映画『悪魔が来たりて笛を吹く』は西田敏行が金田一耕助を演じたそうです。
他にも豊川悦司や鹿賀丈史、稲垣吾郎、上川隆也などなど、いろいろな俳優が演じているのですね。
全員揃って、‘ドラえもんズ’ならぬ‘金田一ズ’のコメディ映画とか作ったら面白いだろうなぁ・・・。(笑)
by びっけ (2007-11-27 20:07)
桜千鳥さん、nice!&コメントありがとうございます。
>私は多分その日のホームル−ムは欠席して図書室に逃げています。(笑)
あっ! そう言えば、お休みの人もいたかも・・・。(笑)
>とか言いつつ一応ココに入っている物語は全部見た事あったりして。
桜千鳥さん、なかなかのミステリーファンとお見受けしました!
私は『悪魔の手毬歌』は、見てないです。(^^;
古谷一行の金田一は、ワイルドな感じがして好きでした。
石坂浩二の金田一は、やや知的すぎて、すぐ薀蓄をたれそうです。(笑)
by びっけ (2007-11-27 20:11)
欲張りウサギさん、nice!&コメントありがとうございます。
>改めて共演者を見るとそうそうたるメンバーですね。
ですよね!
個人的には大原麗子が好きだったので、金田一さんとの淡い恋物語に胸キュンさせながら見てました。(^^;
欲張りウサギさんも古谷一行を推してくださって嬉しいです!
今の若い人には、古谷一行といっても??で、Dragon Ash の降谷建志のお父さんと言った方がピンとくるかもしれませんね。(^^;
by びっけ (2007-11-27 20:17)
旅さん、コメントありがとうございます。
渥美清も金田一耕助を演じていたのですか!!
うーん、どうしても寅さんのイメージがしてしまいそうだけれど、ちょっと見てみたいような・・・。
by びっけ (2007-11-27 20:19)
barbermama さん、nice!&コメントありがとうございます。
>「獄門島」で印象深いのはささやななえの漫画です。
えっ! マンガにもなっていたのですか!?
これは知りませんでした。
調べてみたら、<金田一コミックの名作中の名作>という記述を見かけました。うーん、読んでみたいです。
>名探偵なのに人が何人も死んでからやっと謎を解くもどかしさがいやで
(^^; 確かに!
未然に事件を防ぐということが なかったですよね。
まあ、事件が次々と起こらないことには小説・映画・ドラマとしては成立しませんけど・・・。
それでも、必ず最後に真犯人が自殺してしまうのは・・・ねぇ・・・。
by びっけ (2007-11-27 20:36)
おきざりスゥ。さん、nice!&コメントありがとうございます。
>今から考えると中学生女子の読むような内容ではなかった
(^^; 私も一応、角川戦略に はまりましたが、横溝正史は数冊読んだところで、ドロップアウトしました。やたら、近○○○が多いんだもん。(^^;
>例のミスリードの台詞以外は完璧。
あれが、この推理小説の肝なのだけれど・・・。
いつかテレビで観た時は、この映画のあの台詞はピー音で消されていました。・・・。
>探偵役を除いて一番ギャラの高い役者が犯人
(^◇^; まぁ、これはお約束で・・・。しょうがないでしょうかね・・・。
by びっけ (2007-11-27 20:43)
つんさん、nice!&コメントありがとうございます。
>文庫は表紙がよかったです。
非常に印象的な表紙でしたよね。
夜中にアレを思い出すと、マジで怖かったです。(^^;
>本家、分家とか暗いんですよ!そこが好きでしたが。
そうそう! 日本の旧来の‘家’制度がどーんと重くのしかかっている、そんな時代背景の作品群でしたね。
>「お前それで名探偵といえるんか」と突っ込みいれてました。
(^◇^;
私も、あれで探偵料をもらえるんだろうか?と疑問に思ってました。(笑)
by びっけ (2007-11-27 20:48)
たいへーさん、nice!&コメントありがとうございます。
もう~! たいへーさんったら!!
このブログは一応、青少年健全育成推進ブログなんですからぁ!!
(半分、嘘っこ、半分、本気!?)
あっ、でも、青少年健全育成に『獄門島』は、相応しくなかったですね。(^^;
by びっけ (2007-11-27 21:15)
私は金田一シリーズはうるさいですよ!(ウソ)
金田一シリーズって、学生には刺激的過ぎるシーンがあったような
気がするんですが。なかったかな?忘れた(笑)
今、にしおかすみこがギャグでやっている、金田一シリーズの
「犬神家!」のギャグですが、多分、足は開いてなかったと思うんですよ~
私って細かい?(爆)
by ALBERT (2007-11-27 22:34)
この機会を逃すと、書くところがないと思うので、2度目の書き込み、お許しを。
というのも、私は石坂浩司や古谷一行より、加藤武の等々力警部の大ファンなのです。
いつも安易な推理で、手のひらを拳で叩きながら「わかった! 犯人は○○に違いないっ!」って、あんたが言うと絶対違うから・・・。
by (2007-11-27 23:59)
ちょっと出遅れましたが…。
私もやっぱり金田一耕助と言うと古谷一行ですね。天パーの頭をボリボリ掻きむしりながらう〜んと唸っているのが妙に似合ってました。石坂浩二やトヨエツではちょっと品が良すぎる気がします。
横溝正史は高校時代にかなり読み込みました。舞台背景のおどろおどろしさばかりに目が行ってしまいますが、実は本格派推理小説としてかなりレベルの高い小説ばかりだと思います。「獄門島」も面白かったですが、私的には小説なら「本陣殺人事件」、映像なら「悪魔の手毬唄」がベストですね。
しかしホームルームで「獄門島」とは企画した人の趣味が思いっきり出てますね。うちはホームルームの時に教室で「第三の男」を見たことがありましたがえらく感動しました。
by コトロ (2007-11-28 00:42)
たしか鐘が落ちてきて死んでいる女性の首が飛びましたよね。
あそこでわたしは心臓が凍りそうになりました。
きっとこのシーンでびっけさんはじめ女子高生たちのワーキャーが
映画館に響き渡ったことでしょう^^
当時小学校三年生くらいの弟と金田一シリーズを見に行って
見終わってから弟の質問に答えるはめにおちいり
現在だったらR指定確定のストーリーをどう説明したらいいのか
ほんとに困りました。子どもにはムリだって…
古谷一行演じる金田一ファンは多いようですね。
私は石坂金田一も両方好きでついでにゴローちゃん金田一も
頼りないところが好きです^^
by miyuco (2007-11-28 14:26)
横溝正史 ハマりました。。。不気味さが何とも・・・
by (2007-11-28 16:19)
ALBERT さん、nice!&コメントありがとうございます。
>私って細かい?(爆)
いやいや!
『犬神家の一族』の湖上から突き出している足・・・あの開き具合は、角度20~30度くらいで、開いていたという記憶は私もあまりありません。
夏休みに高校の先輩がプールで「犬神家、やってあげる!」と言って、シンクロナイズドスイミング風に足を突き出すギャグをやってくれたことを思い出しました。(^◇^;
by びっけ (2007-11-28 19:22)
つんさん、コメントありがとうございます。
>加藤武の等々力警部の大ファンなのです。
おぉっ! これまたマニアックな!!
>「わかった! 犯人は○○に違いないっ!」って、あんたが言うと絶対違うから・・・。
(^◇^;
等々力警部のあの(浅薄な)推理は、実は私も心の中で同じことを考えていたりして、彼の台詞を聞くと(あっ、私、間違えてる!)と思い知らされたものです。(^^;
by びっけ (2007-11-28 19:28)
コトロさん、nice!&コメントありがとうございます。
>石坂浩二やトヨエツではちょっと品が良すぎる気がします。
あぁ、確かに!
古谷金田一は、頭のフケにもリアリティがありました。(^^;
>私的には小説なら「本陣殺人事件」、映像なら「悪魔の手毬唄」がベストですね。
「本陣殺人事件」は読んでないかも・・・。今度、探してみます。
ホームルームで『第三の男』・・・渋い!
我が女子高では有り得なかったチョイスです・・・たぶん。
by びっけ (2007-11-28 19:33)
miyuco さん、nice!&コメントありがとうございます。
>たしか鐘が落ちてきて
ひぇ~っ! すっかりその場面は忘れていました!
鐘の下から振袖の一部が見えている・・・というところしか覚えてなかった!
ご明察のとおり、映画館中、女子高生のキャーという悲鳴の渦だったでしょう。(笑)
>現在だったらR指定確定のストーリー
(^◇^; 確かに小学生に質問されたら困りますわね。
>ついでにゴローちゃん金田一も頼りないところが好きです^^
ゴローちゃん金田一は、スマスマのコントの延長に見えちゃうところが・・・苦笑。
ゴローちゃんだったら、明智小五郎シリーズが、お耽美で好きでした!(笑)
by びっけ (2007-11-28 20:00)
あんみつさん、nice!&コメントありがとうございます。
あんみつさんも、横溝ワールド、はまった口でしたか!
私の世代は、まだギリギリ戦後の悲惨な事情や家制度というものを理解できたけれど、今の時代では、横溝正史の小説のあの状況は分かりにくいかもしれませんね。
by びっけ (2007-11-28 20:03)
アートフル ドジャーさん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2007-12-03 18:57)
30数年前、横溝正史読みまくってました。
おどろおどろしい場面が満載で夢中になって
しまいましたね。
私も古谷一行の金田一耕介が好きです!
by 薔薇少女 (2007-12-05 15:51)
薔薇少女さん、nice!&コメントありがとうございます。
横溝正史・・・一種のブームでしたよね。
書店で、横溝正史フェアをやっていて、あの黒地になんともいえない絵が描かれたポスターがたくさん貼ってあったのを覚えています。
>私も古谷一行の金田一耕介が好きです!
あっ! 古谷金田一に、また一票入りました!!(笑)
by びっけ (2007-12-05 19:39)