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『Ride 』 デヴィッド・シルヴィアン [デヴィッド・シルヴィアン]

今でこそ、自分のレーベル(Samadhi Sound)を持っているデヴィッドですが、JAPANやデヴィッド・シルヴィアンと言ったら、まず思いつくのはレーベルVirgin です。

一度はあのゴージャスな飛行機に乗ってみたいものですが・・・えーと、それは脇道の話。

で、デヴィッドがVirgin で最後に作ったアルバムがこれです。
『Everything and Nothing 』。
JAPAN 時代の楽曲、ソロになってからの楽曲、オリジナルメンバーで復活した「Rain Tree Crow」の楽曲、さらにはアルバム未収録曲まで入っていて、デヴィッド・シルヴィアンを知る上でも貴重な2枚組アルバムです。



Everything and Nothing

Everything and Nothing

  •  David Sylvian
  •  Virgin
  •  2000/11/07
  •  CD


この中で好きな曲はいろいろあるけれど、名盤と誉れ高い『Secrets of the Beehive 』 に収録されなかった『Ride 』 が聴けるのが、私は一番嬉しいです。

『Ride 』の参加ミュージシャンは・・・。
 スティーヴ・ジャンセン : ドラムス、パーカッション
 ダニー・トンプソン : ダブル・ベース(= コントラバス)
 坂本龍一 : ピアノ、シンセサイザー、ストリングス・アレンジ
 フィル・パーマー : アコースティック・ギター
 デヴィッド・トーン : エレキ・ギター
 マーク・アイシャム : トランペット
 デヴィッド・シルヴィアン : シンセサイザー、ヴォーカル

ロックというよりは、ジャズです・・・・・・というより、やっぱりデビシル節でしょうか・・・。


アルバムジャケットを飾る藤原新也の写真のワンちゃんが、なんともいえないでしょ!(笑)
この写真は彼の著作の表紙にもなっています。
・・・読んでないけど・・・。(^^;



藤原悪魔 (文春文庫)

藤原悪魔 (文春文庫)

  •  藤原新也
  •  文藝春秋
  •  2000/10
  •  文庫


◆ 追記 ◆
図書館にあったので、借りて読んでみました、『藤原悪魔』。
1990年代に起きたできごとについてのエッセー集でした。

この写真のワンちゃんは冒頭の「マユゲ犬の伝説」に出てきます。
バリ島の犬で、精米所のオヤジさんがマジックで眉毛を描いて、薄くなるとまた描いて・・・いた犬だそうです。
バリ島の犬は、人間にしっぽを振ったり愛想よく振舞ったりしないそうですが、このマユゲ犬は違っていたそうです。
鉛筆のように細いしっぽを振って、笑いながら人に近づいてくる・・・。
著者の藤原氏の推理は・・・この犬はマユゲを描かれたことで、人々に笑いかけられて育ったので、人に笑いかけるようになった・・・。
このマユゲは、犬と人間の笑顔の交流を生んだ、まさに “天使のマユゲ”だと書いています。

デヴィッドは、この逸話を知った上で、この写真をジャケットに使ったのでしょうか?
唯我独尊天上天下我一人・・・のデヴィッド・シルヴィアンが、この逸話に心を動かした・・・とは思えないし(^^;
このユニークな写真そのものも、彼の音楽と類似点がないようにも感じられ、なんとも「らしからぬ」不思議なアルバムジャケットなのであります。


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コメント 16

ミホ

タイトルも曲も思い出せませんが
ジャケットは鮮明に記憶に残ってました☆

ちなみに元ヴァージンシネマ(現TOHO?)のトイレは
なんだかものすごい勢いで流れます(^^ゞ
by ミホ (2008-07-29 14:32) 

あんみつ

手書きの眉のような持ち主のワンチャンですね・・・^^;
何時もながら、音楽、漫画、映画等に幅広くくわしいですね。。。(*^_^*)
by あんみつ (2008-07-29 16:10) 

a-muda

眉毛が!

そして題が「藤原悪魔」…いつしかの「悪魔」君報道を思い出しました。
by a-muda (2008-07-29 18:22) 

たいへー

犬って眉毛あったっけ?
撮影のために描いたんでしょうか?
私も描きたい。。。(汗
by たいへー (2008-07-29 21:04) 

びっけ

ミホさん、コメントありがとうございます。
このジャケットはインパクトありますよね。
でも、あまりデヴィッドっぽくはないけれど・・・。(^^;

さすが、ヴァージン、徹底したサービス精神?!なのでしょう。(笑)
by びっけ (2008-07-30 18:56) 

びっけ

あんみつさん、nice!&コメントありがとうございます。
この本、図書館で借りて読んでみました。
このワンちゃんはバリ島のワンちゃんだそうで、精米所のおやじさんがマジックで眉毛を描いたそうです。(^^;
この哀愁が漂う笑顔?が胸に残りますよね。
by びっけ (2008-07-30 18:59) 

びっけ

a-muda さん、nice!&コメントありがとうございます。
a-muda さん! 鋭い!!
今日、この本を図書館で借りてきたのですが、1990年代?のいろいろなできごとについて書かれたエッセー集でした。
題名の『藤原悪魔』は、あのできごと(赤ちゃんに悪魔という名前をつけようとした親)についてのエッセーでした。
by びっけ (2008-07-30 19:22) 

びっけ

たいへーさん、nice!&コメントありがとうございます。
犬や猫、人間と違って、体中(顔中)毛だらけで、しかも同色なので目立ちませんが、眉毛はあるそうです。
でも、このワンちゃんはバリ島の犬で、精米所のオヤジさんがマジックで描いたものだそうです。(笑)
以前、日本のどこかでも、これと似たようなこと(マジックで眉毛を描かれた犬)があったと記憶していますが、確か、そのワンちゃんは、みんなに指差して笑われるのでノイローゼになったとか・・・そんな結末だったような気がします。
だから、たいへーさん、描かないでね!(^^;
by びっけ (2008-07-30 19:25) 

びっけ

caramelpapa さん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2008-07-30 19:34) 

チヨロギ

マユゲ犬、小首をかしげているのがまたキュートですね(笑)
でも、なぜ彼はこの写真をジャケットに?
マユゲが自分に似てるから??
by チヨロギ (2008-07-31 01:35) 

鯉三

デヴィッド・シルヴィアンがこの写真をアルバムのジャケットに使ったことは知っていましたが、音楽は聴いたことがありません。機会があったら聴いてみたいです。彼のソロの曲で一番好きなのは「セプテンバー」です。詞がスケッチのようでとても好きです。

藤原悪魔、読みました。インド旅行の経験から藤原新也の世界に興味をもち続けています。このエッセー集ではマンタとの出会いが感動的で思わず泣いてしまいました。
by 鯉三 (2008-07-31 02:01) 

びっけ

チヨロギさん、nice!&コメントありがとうございます。
マユゲ犬・・・なんとも言えない表情ですよね。
この本には、もう一枚、マユゲ犬の写真があるのですが、目がウルウルしていて、少し哀愁も感じさせます。
それにしても、デヴィッドとマユゲ犬の類似!というのは、私の予想外のコメントでした。(笑)
by びっけ (2008-07-31 20:02) 

びっけ

鯉三さん、nice!&コメントありがとうございます。
『セプテンバー』がお好きとは、鯉三さん、なかなか通でございます!!
私もあのすっきりした簡潔な散文のような詩が好きです。

藤原新也・・・世界を放浪した写真家のようですね。
マンタの話「この世のマント」読みました。
いい話ですね。海の神秘と計り知れない大きさを感じました。
私も水族館ではなく、海でマンタを見てみたい・・・。
by びっけ (2008-07-31 20:18) 

びっけ

夢空さん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2008-07-31 20:28) 

びっけ

すずめさん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2008-08-01 20:15) 

びっけ

薔薇少女さん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2008-08-01 20:25) 

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