『11 人いる！』萩尾望都

「11 」シリーズ第四弾！（笑）
萩尾望都のマンガ『11 人いる！』です。

11人いる! (小学館文庫)

• 　萩尾望都
• 　小学館
• 　1994/11
• 　文庫

宇宙船という閉ざされた空間で繰り広げられる密室サスペンス・・・ SF マンガです。

10 人が 1 グループとなって、宇宙船の中で所定の日数、共に暮らし、何事もなければ合格！という入学試験。
ところが、いざ宇宙船に着いてみると
（あれっ！？　全部で 11 人いる！）

誰か正規のメンバーではない潜入者が いる！？
さまざまな星から集まった若者達が疑心暗鬼で過ごす中、事件が起こります！

果たして、彼らは無事、試験に合格できるのでしょうか？
そして、11 番目の人物は誰なのでしょうか？


この作品の主人公はタダという青年なのですが、彼よりも印象に残ったのはフロルです。
フロル・・・本名：フロルベリチェリ・フロル・・・言い難い！（笑）
彼／彼女は、ヴェネ星系出身。
この星の住人は両性具有で生まれ、成人する時に どちらかの性を選ぶことになっています。

フロルはまだ未成年なので、ブロンド・ロング･ゆるカールヘアで扁平な胸・・・という美少年／美少女キャラとして描かれています。
でも、性格は元気・きかんき・ストレート！
ちょっぴりコミカルで、私の好きな『赤ッ毛のいとこ』（ by 萩尾望都）のキャラと似た感じです。

続編や番外編では、女の子女の子したキャラになってしまって、ちょっぴり残念。（＾＾；
私は、男の子っぽいフロルが好きです。

◆　関連過去記事　◆

　『赤ッ毛のいとこ』萩尾望都

タグ：少女マンガ 1970年代

コメント 15

フロル、大好きです！
他も結局みんないい子たちでしたね。
by カオル (2010-06-27 01:47) 

好きなキャラですか？ええ、電導ヅタですね。
人間では誰だろう、チュチュ姫・・・はその後の話だし。
文庫の表紙が違っちゃってるのだなぁ。かつての新井苑子さんのが好きでした。
by 春分 (2010-06-27 05:48) 

少女作家の新井素子さんが注目を集めたり・・・
対当する竹宮恵子作『地球へ・・・』が流行ったり・・・
あの頃、少女漫画界ではちょっとしたＳＦブームでしたね。

by うみのつばめ (2010-06-27 06:35) 

それは霊です。
乗船の時についてきちゃったんです・・・＾＾；
by たいへー (2010-06-27 07:36) 

フロル、いいですね！
元気なフロルも魅力的ですけれど、私はタダにプロポーズされたときのしおらしい彼女（？）がお気に入りです。

by pochi (2010-06-27 22:50) 

カオルさん、nice!＆コメントありがとうございます。
フロル、いいですよね！（＾＾）ｖ
そうですね。それぞれの星の慣習や思惑の違いはあっても、
最後は皆、理解しあえていたように思います。
by びっけ (2010-06-27 22:51) 

春分さん、nice!＆コメントありがとうございます。
そうそう！　続編のチュチュ姫も いい感じでしたね。

そうでしたか、新井苑子の表紙絵でお持ちでしたか！
新井苑子の表紙絵というと、『ジョナサンと宇宙くじら』や『タイタンの妖女』が思い浮かびます。
by びっけ (2010-06-27 23:23) 

うみのつばめさん、nice!＆コメントありがとうございます。
新井素子は雑誌「奇想天外」で新人賞を取ったのをリアルタイムで読んでました。
当時は、あの女子学生の話言葉まんまの文体が新鮮でしたね。
by びっけ (2010-06-27 23:25) 

＠ミックさん、nice！ありがとうございます！
by びっけ (2010-06-27 23:26) 

たいへーさん、nice!＆コメントありがとうございます。
（＠ｏ＠；　たいへーさんが おっしゃると真実味があって こわいですぅ！（＾＾；
by びっけ (2010-06-27 23:27) 

夢空さん、nice！ありがとうございます！
by びっけ (2010-06-27 23:28) 

pochi さん、nice!＆コメントありがとうございます。
あっ！　私ってば「ダダ」って書いちゃってました。
「タダ」でしたね。（＾＾；

まさか、プロポーズという展開になるとは思っていなかったので、あの場面は ちょっぴりドキドキしましたわ。
by びっけ (2010-06-27 23:35) 

チヨロギさん、nice！ありがとうございます！
by びっけ (2010-06-30 00:45) 

びっけさん、こんばんは。
「11人いる!」は座敷童子から着想していると思います。
いつの間にか１人増えているけれど、それが誰だか分からない＾＾

小野不由美『くらのかみ』（2003）や綾辻行人『A n o t h e r』（2009）も
座敷童子の変奏曲ですね。
夫婦揃って「座敷童子」好き？
by sknys (2010-07-08 01:15) 

sknys さん、コメントありがとうございます。
なるほど、座敷わらしですか！
遠野に行ったことがありますが、座敷わらしには会えませんでした。（＾＾；
座敷わらしが住みついた家は栄える・・・縁起が いいらしいですね。

小野さん原作のアニメ「十二国記」は見たのだけれど、彼女の本は未読です。正確に言うと、途中まで読んだけど辞めちゃった。（＾＾；
綾辻氏の小説も読んでません。（＾＾；
by びっけ (2010-07-10 01:03)