『海街diary 1 蝉時雨のやむ頃』吉田秋生 [マンガ]
猛暑日が続く今日この頃、蝉も一挙に鳴きだしました。
蝉時雨（せみしぐれ）・・・まさに時雨のように蝉の声が降り注いできます。
吉田秋生のマンガ『海街 diary 』シリーズは、今のところ三冊が出版されていますが、『蝉時雨のやむ頃』は、その第一冊めです。
鎌倉の極楽寺駅のそばに住んでいる三姉妹（後に四姉妹になる）が主人公です。
三姉妹が子どもの頃（幸：中学生、佳乃： 7 才、千佳： 5 才くらい？）、父親の借金と女性関係が原因で両親は離婚しました。
その後、母親も三姉妹を祖母（母の実母）に預けて再婚。
三姉妹は祖母に育てられました。
今では幸は看護師、佳乃は鎌倉の信金の OL 、千佳はスポーツ店でバイトをして、三人とも働いています。
夏の暑い日、父親が山形で亡くなったという知らせが届きます。
山形での通夜・葬式に行ってみると、そこには父と母の離婚の原因になった女性との間に生まれた「腹違いの妹」すずがいました。
このすず（中学生 13 歳）が健気で泣かされます。
すずのお母さんは既に病気で亡くなっていました。
お父さんが再々婚した相手・・・義理のお母さんと義理の弟たちと一緒に暮らし、癌で入院したお父さんを看病していたすず。
葬式でも泣かずに（泣けずに）、義理のお母さんが頼りない分、気丈に振舞うすず。
周りの大人たちから、しっかり者と思われているすずの本当の気持ちをわかってくれたのは、初めて会ったばかりの異母姉の幸でした。
幸の言葉が、辛くて苦しくて、でも泣けずにいたすずの心をあったかく包んでくれます。
「すずちゃん 大変だったでしょう ありがとうね」
「あなたが お父さんの世話をしてくれたんでしょう？」
「お父さん きっと喜んでると思うわ」
「ほんとに ありがとう」
自分のことを理解してくれる、わかってくれる人がいてくれるというのは、本当にそれだけで救われるというか、強くなれるというか、生きていけるというか、大切なことなんだと強く思います。
割と近くに住んでいるくせに、実は「極楽寺」駅で降りたことはありません。
蝉時雨のやむ頃までには、一度「極楽寺」に行ってみようかなぁ。
蝉時雨（せみしぐれ）・・・まさに時雨のように蝉の声が降り注いできます。
吉田秋生のマンガ『海街 diary 』シリーズは、今のところ三冊が出版されていますが、『蝉時雨のやむ頃』は、その第一冊めです。
鎌倉の極楽寺駅のそばに住んでいる三姉妹（後に四姉妹になる）が主人公です。
三姉妹が子どもの頃（幸：中学生、佳乃： 7 才、千佳： 5 才くらい？）、父親の借金と女性関係が原因で両親は離婚しました。
その後、母親も三姉妹を祖母（母の実母）に預けて再婚。
三姉妹は祖母に育てられました。
今では幸は看護師、佳乃は鎌倉の信金の OL 、千佳はスポーツ店でバイトをして、三人とも働いています。
夏の暑い日、父親が山形で亡くなったという知らせが届きます。
山形での通夜・葬式に行ってみると、そこには父と母の離婚の原因になった女性との間に生まれた「腹違いの妹」すずがいました。
このすず（中学生 13 歳）が健気で泣かされます。
すずのお母さんは既に病気で亡くなっていました。
お父さんが再々婚した相手・・・義理のお母さんと義理の弟たちと一緒に暮らし、癌で入院したお父さんを看病していたすず。
葬式でも泣かずに（泣けずに）、義理のお母さんが頼りない分、気丈に振舞うすず。
周りの大人たちから、しっかり者と思われているすずの本当の気持ちをわかってくれたのは、初めて会ったばかりの異母姉の幸でした。
幸の言葉が、辛くて苦しくて、でも泣けずにいたすずの心をあったかく包んでくれます。
「すずちゃん 大変だったでしょう ありがとうね」
「あなたが お父さんの世話をしてくれたんでしょう？」
「お父さん きっと喜んでると思うわ」
「ほんとに ありがとう」
自分のことを理解してくれる、わかってくれる人がいてくれるというのは、本当にそれだけで救われるというか、強くなれるというか、生きていけるというか、大切なことなんだと強く思います。
割と近くに住んでいるくせに、実は「極楽寺」駅で降りたことはありません。
蝉時雨のやむ頃までには、一度「極楽寺」に行ってみようかなぁ。
絶対泣けてきそうなお話しですね。
幸さんもつらい思いをしてきたのでしょうね。
by manamana (2010-07-22 23:35)
切ない感じ・・・ですね 江ノ電・・・とか
by まこ爺 (2010-07-22 23:45)
manamana さん、nice!＆コメントありがとうございます。
全体のトーンは、三姉妹のコミカルなやり取りもあって楽しい感じのマンガなのですが、ところどころでホロリとさせられるストーリーです。
幸姉さんは、長女だから、いろいろしっかりしなくちゃ！と、頑張ってきた人という感じです。
by びっけ (2010-07-23 00:26)
まこ爺さん、nice!＆コメントありがとうございます。
江ノ電・・・あの可愛い電車と住宅と接近した線路と海の見えるところ・・・絵になると同時に、少し切なさも ありますよね。
by びっけ (2010-07-23 00:28)
pochi さん、nice！ありがとうございます！
by びっけ (2010-07-23 00:32)
びっけさん、こんにちは！私、この漫画大好きなんです！友人から借りたので
それ以来読んでいないのですが、とても素敵な内容だった事だけ
覚えてます♪
『ラヴァーズ・キス』と、ちょっと絡んだ作品でしたよね？（違ったかな？）
私は（↑）を読んで、江ノ電に乗りました（笑）♪
by かずりん (2010-07-23 09:37)
びっけさんの記事 読んでいたら
まるで小説のようですね。
漫画というと 昔のしか知りませんが
こういういい本があったのですね＾＾
by めりー (2010-07-23 11:38)
リンさん、nice！ありがとうございます！
by びっけ (2010-07-23 22:57)
かずりんさん、コメントありがとうございます。
『ラヴァーズ・キス』も鎌倉が舞台なんですよね？
そちらは未読なのですが、ぜひ、読んでみたいです。
江ノ電に載っていると、鎌倉高校前駅あたりに、めちゃくちゃ「青春」を感じさせられます。
かすかに某県知事のイメージも・・・（笑）
by びっけ (2010-07-23 23:05)
めりーさん、nice!＆コメントありがとうございます。
最近のマンガ情報については、かなり疎いのですが、このマンガは いいですよ！
吉田秋生のマンガは、それぞれのキャラがしっかり生きていて、感情が丁寧に描きこまれていて、読みごたえがあります！
by びっけ (2010-07-23 23:10)
nobapapa さん、nice！ありがとうございます！
by びっけ (2010-07-23 23:12)
やまべぇさん、nice！ありがとうございます！
by びっけ (2010-07-23 23:13)
＠ミックさん、nice！ありがとうございます！
by びっけ (2010-07-23 23:15)
春分さん、nice！ありがとうございます！
by びっけ (2010-07-24 21:35)
今年はなかなか蝉が鳴かないなと思っていたら
すごいことになってます。
とりあえず網戸にとまって鳴くのだけは
やめていただきたいです！
「海街 diary 」は幾重にもゆれ動く感情を
丁寧に描写していてすごいなと思います。
大好きなシリーズです＾＾
夏になったら三巻の感想を書こうと思って
途中までで放置していたのですが、
びっけさんの記事を読んでこれじゃあいけないと
なんとか書き上げました。
あやうく夏が終わるとこだった。
ふ～あぶない、あぶない＾＾；
びっけさんのおかげです。ありがとうございます！
黒猫仲良し兄弟、かわいいっ！！！
by miyuco (2010-07-30 17:49)
miyuco さん、nice!＆コメントありがとうございます。
網戸に止まられたら、音響効果、凄そうですね。（＾＾；
＞「海街 diary 」は幾重にもゆれ動く感情を
＞丁寧に描写していてすごいなと思います。
まさにそのとおり！
登場人物一人ひとりの心のひだをしっかり書きこんでますよね。
しかもお互いが繋がっている！
互いに影響を及ぼしあいながら成長していく、前に進んでいくところが、読んでいて爽快です。
miyuco さんの記事、拝見するのが楽しみです！
エルくんも、我が家の黒猫兄弟も、毛皮のある子たちは、夏は大変でしょうね。
（＾＾；
by びっけ (2010-07-31 00:53)