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『このはのおかね、つかえます』茂市久美子 [児童書]

我が家の回りも、この一週間で一挙に色づきました。
赤や黄色、茶色っぽい緑に染め分けられた山々に秋の深まりを感じるこの頃です。

色づいて散りゆく葉っぱ・・・あの一枚、一枚が お金として使えたなら・・・
そんな欲に目がくらんだ大人の話・・・では ありません。(笑)

『このはのおかね、つかえます』・・・たぬきの親子と人間のおじいさんの暖かい交流を描いた本です。



このはのおかね、つかえます.jpg

このはのおかね、つかえます (おはなしわくわくシリーズ)

  •  作:茂市久美子 さし絵:土田義春
  •  佼成出版社
  •  2003/05
  •  62p


たぬきの子どもが、お母さんにおねだりします。
「ヤマキヤの、あの白くて、くるくるしたもの」
そう、ソフトクリームです!

そこで、たぬきのお母さんは人間に化け、木の葉をお金に変えて、ヤマキヤのソフトクリームを買いに行きます。
初めて食べるソフトクリームに大喜びする子だぬき!

子だぬきが喜ぶ姿を見るのが嬉しくて、何度もアイスを買いに行くお母さん。
しかし、ヤマキヤのおじいさんはレジに たびたび木の葉が入っていることに気がついてしまいます。

そして、ヤマキヤの店先には貼り紙が・・・
木の葉のお金は、つかえません

がっかりする たぬきの親子。

ところが、ヤマキヤのおじいさんが体調をくずして入院してしまいます・・・


どうして、この本のタイトルが『このはのおかね、つかえます』なのでしょう?
それは、最後まで読むと わかります!



入院したヤマキヤのおじいさんのもとに、木の葉に書いた手紙が届くようになります。

 はやくげんきになってください
 はやくそふとくりーむがたべたいなあ


おじいさんは気がつきます。
(あっ、この葉っぱは、レジに入っていたあの葉っぱと同じだ!)

やがて、病気が良くなり退院したおじいさんは、店に新しい貼り紙を貼るのです。

このはのおかね、つかえます


私が行くスーパーに、この貼り紙を貼ってくれる・・・
・・・わけがないわね。(^^;


茂市久美子と土田義春のコンビの本は、以前、こちらも紹介しました。

 『ゆめをにるなべ』茂市久美子


タグ:児童書
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コメント 8

caramelpapa


>私が行くスーパーに、この貼り紙を貼ってくれる・・・
 ・・・わけがないわね。(^^;


主婦だ!


  
by caramelpapa (2010-11-27 00:36) 

めりー

なんか微笑ましいというか・・
かわいいお話ですね~(〃∇〃)
こういうお話を聞くと、妄想癖?のある私は
あれこれ 想像してみたりします(笑)

・・・私も葉っぱ、お財布に入れてアイス買おっかな・・
いなげやがいい?コープ?サミット?・・やっぱ近所のお菓子屋さん?
なんちゃって~(^^;
by めりー (2010-11-27 01:15) 

たいへー

ええ、1枚1枚がお金だったら、
私は大金持ちになっています、確実に!! ^^;
by たいへー (2010-11-27 07:29) 

びっけ

caramelpapa さん、コメントありがとうございます。
(^^; 主婦の目視点で恐縮です。
by びっけ (2010-11-27 22:23) 

びっけ

めりーさん、nice!&コメントありがとうございます。
お財布に葉っぱを入れておいたら、いつの間にか、お札になっていた・・・ら、いいですよねぇ。(笑)
でも、それで買い物して帰宅したら、野菜だと思ったものがドングリになっていたりして・・・。(^^;
by びっけ (2010-11-27 22:25) 

びっけ

たいへーさん、nice!&コメントありがとうございます。
実はこの記事、たいへーさん宅のイチョウの落ち葉に触発されて書きました!

by びっけ (2010-11-27 22:28) 

びっけ

めぇてるさん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2010-11-27 22:28) 

びっけ

@ミックさん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2010-11-27 22:29) 

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