「結婚できない男」と『キャッチボール』 [TV(ドラマ・アニメなど)]
ドラマ「結婚できない男」の最終回。まぁ、納得の最終回でした。
ラストは、新居の模型と完成予想図、二匹の金魚が泳いでいる金魚鉢のショット。信介(阿部寛)と夏美(夏川結衣)のペアは、最終的には結婚したということでしょう。スタイルを重んじる信介だから、この二人が結婚しないまま、ずるずる付き合うというのは思い描けません。この二人なら、なんのかんの言っても楽しい家庭が築けそうな気がします。
(全編通して気になったのは阿部ちゃんの目じりのしわ! カラスの足跡というよりも白頭鷲(絶滅危惧種だっけ?)のように、くっきりはっきり・・・まぁ順当な年の重ね方をしているということでしょうか)
(あぁ、もうケンちゃんと会えないと思うと、それが一番さみしい・・・)
最終回で印象に残ったのは夏美の台詞。
「私は・・・キャッチボールがしてみたいです・・・あなたと」
別に結婚する、しないに関わらず、男女か否かに関わらず、人とのつながりって、コミュニケーションって、キャッチボールが理想かもしれないなぁと思いました。
ここ2年くらい、私はある人と会話のキャッチボールがうまくできなくなってちょっぴり憂鬱に感じています。今まで、そうなってしまっている原因は、相手が(私の話を聞かずに一方的に自分のことばかり話す)ところにあると思い込んでいました。けれども、そもそも私の方にも、相手の言おうとしていることを受けとめよう(聞こう)という心が無かったのでは・・・と思い至りました。
キャッチボール・・・シンプルそうに見えて、なかなかどうして難しいものです。
BUMP OF CHICKENのアルバム『jupiter』に収録されている『キャッチボール』・・・これは友だち同士のキャッチボールの唄だけれど、その曲が、ドラマ終了後、頭の中で自動再生されていました。
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