SSブログ

『たろうのひっこし』作:村山桂子 絵:堀内誠一 [絵本]

自分のお部屋が欲しくなった、たろうくん。
お母さんは、古いじゅうたんを持ってきてくれました。
「このじゅうたんを ひろげた ところが たろうの おへやよ」
赤いじゅうたんを広げたところが、たろうくんのお部屋!

最初は階段の下に広げてみました。
すると、猫のみーやがやってきます。
「わあ、すてき。でも、ぼく たろうちゃんの おへやに まどが あったら、もっと もっと いいのにな」
その一言で、たろうくんは、早速、じゅうたんをくるくる巻いてひっこしです。

次に、赤いじゅうたんを広げたのは出窓の下。
すると、犬のちろーが、それをのぞいて
「いいな、たろうちゃんの おへや! でも、ぼくは おうちに はいれないから つまらない」
と言います。
その一言で、たろうくんは、またまた、じゅうたんをくるくる巻いてひっこしです。

今度は、犬小屋の前に広げました。
・・・
という風に、お友達(猫のみーや、犬のちろー、あひるのがあこ、にわとりのこっこ、女の子まみちゃん)が増えるに従って、たろうくんのおへやは、次々とひっこしをして場所を替えていきます。

最後にたろうくんが赤いじゅうたんを広げたのは・・・。
桜の木の下!
みんなでケーキを食べてジュースを飲んで、お花見です。
こんな移動も掃除も簡単なお部屋、楽しいですね。


たろうのひっこし

  •  作 :村山 桂子 絵 :堀内 誠一
  •  福音館書店
  •  1985/02
  •  大型本


タグ:絵本
nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 4

Cecilia

絵が堀内誠一さんなんですよね~!
堀内さんは三種類ぐらいの画風がありますよね。
私は「おやゆびちーちゃん」が好きなのですが・・・。
「こすずめのぼうけん」の絵も好きです。

この本も懐かしい絵本です。
by Cecilia (2007-03-29 20:24) 

椎名

児童文学っと言うか絵本って
すごく好きなんです^^v
一定のテンポっと言うか繰り返し
って特徴の一つだと思います。
じゅうたん-お部屋発想が面白い♪
最後は桜の下ですか今の季節に
ぴったりですね^^
by 椎名 (2007-03-29 23:39) 

びっけ

Ceciliaさん、nice!&コメントありがとうございます。
『こすずめのぼうけん』大好きな絵本です。
あれも堀内誠一氏の絵だったんですね!
恥ずかしながら、知らなかったです。
絵本の世界は、なかなか奥が深いです。
また、いろいろ教えてくださいませ!
by びっけ (2007-03-29 23:42) 

びっけ

椎名さん、nice!&コメントありがとうございます。
>じゅうたん-お部屋発想が面白い♪
手軽で便利でいいですよね。
大人(わたし)だと、つい
「魔法のじゅうたんにして空中移動もできるとか、無限大に広がるとか、家具つきとか・・・」
と欲が深まるのですが、たろうくんは、地に足がついていて、ちゃんとじゅうたんのお部屋で満足して楽しんでいるところに感心しちゃいます。(^^;
by びっけ (2007-03-29 23:45) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。