『しろいうさぎ と くろいうさぎ』 ガース・ウイリアムズ [絵本]
『しろいうさぎ と くろいうさぎ』
・・・毛の一本一本まで丁寧に描かれた‘うさぎ’
・・・山水画のような背景
・・・モノクロの絵の中で目立つ‘ひなぎく’と‘きんぽうげ’の黄色
私がこの絵本を買ってもらったのは、小学校に入る前でした。
「こうして、二ひきの ちいさなうさぎは けっこんしました。」
朝から晩まで、声を出して、この本を読んでいたそうです。
子どもでしたから「けっこん」なんて概念は、まったくわかっていなかったと思います。
でも、黒いうさぎが白いうさぎと「ずっと一緒にいたい」という気持ちは
たとえば、仲良しの子とずっと遊んでいたいという気持ち
たとえば、おばあちゃんの家にお泊りに行って、帰りたくない気持ち
そんな気持ちのことだろうと思って、共感していたのだと思います。
その後、時は流れ・・・。
習い事で知り合った友人が結婚することになり、そのお祝いに、この絵本をプレゼントしました。
彼女は、
「小さい頃、この絵本、読んだわ」
と、たいそう喜んでくれました。
大人の女性(特に恋している女性!)に贈るのに、相応しいプレゼントかなぁと、思います。
タグ:絵本
私も童話が大好きです。特に好きなのはリンドグレーンの「川のほとりのおもしろ荘」、「長くつ下のピッピ」、「やかまし村の子どもたち」、「ロッタちゃんの赤い自転車」など50歳過ぎた今でも毎日せっせと読んでいます。(笑)
マディケンやリサベットの姉妹が生きいきとスウェーデンの田舎で暮らすさまは、微笑ましく、やかまし村の子供たちが買い物へ行く時は私もついて行き(笑)、ねこ、犬、ウサギ、牛、ブタ、馬と彼らが遊ぶときは私も見つからないように一緒になって遊んでいます。(笑)
この8月にスウェーデンに行ってきました。沢山の田舎村を訪ねたかったのですが、思うようにいきませんでした。
デンマークのコペンハーゲンでは3回目のオーデンセ訪問でアンデルセンに再会してきました。童話はいつになっても心の友達ですね?
by jyoji-san (2007-09-18 00:27)
うわぁ、懐かしいです、この絵本!
読んでいると、とても優しい気持ちになれるんですよね。
うさぎの毛もほわほわしてやわらかそうで。
ほんと、結婚祝いにぴったりだと思います。
私は小さい甥っ子にプレゼントしたことがありますよ~☆
by チヨロギ (2007-09-18 00:33)
・・・そして、灰色の可愛い子うさぎが生まれましたとさ・・・
by たいへー (2007-09-18 08:24)
スゥ。も結婚祝いに贈った事があります。
2匹で遊んでいる最中に急に塞ぎ込んでしまう黒うさぎ君は実に可愛らしい。
現実の人間の結婚も一緒に仲良く遊んでいられるだけならイイんだけど仕事もあるし…
“そして、灰色の可愛い子うさぎが生まれ”たりなんかするとソコからの第2幕は…(笑)
そんな時の為に贈っておくべき絵本なのかもしれませんね。
初心忘るるべからず?
by おきざりスゥ。 (2007-09-18 11:13)
以前記事の中で取り上げました。
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2006-04-15-1
このお話し英語の題は"Rabbit's Wedding"だったと思います。
題名の違いで印象が更に変わるから不思議です。
ガース・ウィリアムズはローラのシリーズで子供の時から親しんでいましたが、この絵本を初めて見たときはかなり感動しました。
確か便箋などのグッズは売られていたという記憶があるのですが、娘たちが幼稚園の頃、先生方が出入り業者から買っているトレーナーでこのうさぎたちの絵のものがあって欲しくなってしまいました。(一般人は買えませんでした。)
そういえば最近「ラチとライオン」グッズをよく見かけます。
これもいいなあ~。
by Cecilia (2007-09-18 15:36)
わぁ、本当に懐かしい絵本ですね〜☆ (^^)
結婚祝いにはピッタリの素敵な絵本だと思います♪
うさぎと言えば、先日『ミス・ポター』を観て来ました。(*^-^*)
by (2007-09-18 16:19)
この絵本もってるー
インクの色数が少ないことを感じさせないイラストだよね。
白いウサギと黒いウサギは、白人と黒人のことを暗示しているとも聞いたよ。
by (2007-09-18 17:32)
amaguri さん、nice!&コメントありがとうございます。
リンドグレーンの作品、いいですよね!
自然と人間の暮らしが調和していて、子ども達も、元気で生き生きとしていて、本当に何度読んでも、心が優しくなります。
スウェーデンとデンマークに行かれたのですか!
童話や児童書の原作の地に立って、いろいろと感じるところが多かったことでしょう!
うらやましいなぁ・・・。
by びっけ (2007-09-18 19:27)
チヨロギさん、nice!&コメントありがとうございます。
>うさぎの毛もほわほわしてやわらかそうで。
そうですよね。あのほわほわ感!
絵だとわかってはいても、触ってみたくなります。(笑)
>私は小さい甥っ子にプレゼントしたことがありますよ~☆
甥ごさんの、心の宝物になったかな?
by びっけ (2007-09-18 19:31)
たいへーさん、nice!&コメントありがとうございます。
>・・・そして、灰色の可愛い子うさぎが生まれましたとさ・・・
そうなの? 本当にそうなるの? (笑)
まさか、白地に黒の水玉は・・・ないですよね。(^^;
by びっけ (2007-09-18 19:33)
おきざりスゥ。さん、nice!&コメントありがとうございます。
>ソコからの第2幕は…(笑)
『しろいうさぎ と くろいうさぎ と はいいろのうさぎ』!ですか!
(笑)
>初心忘るるべからず?
(^◇^; 夫にも読ませとかなくちゃ!
by びっけ (2007-09-18 19:36)
Cecilia さん、nice!&コメントありがとうございます。
>英語の題は"Rabbit's Wedding"だったと思います。
>題名の違いで印象が更に変わるから不思議です。
今、手元にある本を見てみたら“THE RABBITS' WEDDING”と書かれていました。
そうかぁ! うさぎの結婚・・・という原題だったのですね。
本当に印象が変わりますね。
これだと、子ども向けという感じが少なくなりますね。
>そういえば最近「ラチとライオン」グッズをよく見かけます。
>これもいいなあ~。
『ラチとライオン』!
この絵本も大好きです!
あの元気なライオンくんとリンゴの絵・・・シンプルだけど、味わいがありますよね。
グッズ・・・ちょっと欲しいかも・・・。(笑)
by びっけ (2007-09-18 19:43)
sara さん、nice!&コメントありがとうございます。
>うさぎと言えば、先日『ミス・ポター』を観て来ました。(*^-^*)
『ミス・ポター』・・・評判がいいようですね。
レニー・ゼルウィガー・・・『シカゴ』で初めて知った女優さんですが、なかなかの演技派ですよね。
sara さんの記事を拝見して、なおさら観たくなりました!
by びっけ (2007-09-18 19:47)
すずめさん、nice!&コメントありがとうございます。
>インクの色数が少ないことを感じさせないイラストだよね。
そうなんですよね。
ぱっと見は地味だけれど、かえって、余計なことに気が散らずに、ストーリーに(白いうさぎと黒いうさぎの二羽に)集中できますよね。
>白いウサギと黒いウサギは、白人と黒人のことを暗示しているとも聞いたよ。
これは初耳!
そういうテーマが込められるような時代でもあったのかなぁ・・・。
by びっけ (2007-09-18 19:50)
びっけさん、こんばんは。
4年前の「ガース・ウィリアムズ 絵本の世界」(新宿・小田急 2003)で、
原画を観て来ました。
「大草原の小さな家」を中心に「しろいうさぎとくろいうさぎ」や
「シャーロットのおくりもの」‥‥。
白黒ウサちゃんのカップルは無邪気そうで、
実は結構エロティックだったりします。
色っぺ牝兎の代表は、西のサンパー(ディズニーのアニメ・キャラ)、
東のボッコ隊長(手塚治虫の『W3』)でしょうか^^;
by sknys (2007-09-19 00:27)
sknys さん、コメントありがとうございます。
ガース・ウィリアムズの原画展!
見たかったなぁ・・・。
『シャーロットのおくりもの』の表紙・・・。
お話の内容としては哀しい部分もあるのだけれど、あの表紙絵を見ると、なんだか勇気付けられる気がします。
ボッコ隊長! あれは確か、ウサギに変身しているんでしたよね?
by びっけ (2007-09-19 21:06)
私もこの絵本持っています。
しろいうさぎの吃驚して手を口元にあててる絵が一番好きです。
とっても可愛らしくて!!
『いつも いつも いつまでも!』
このメッセージは本当に結婚の御祝いになりますよね。
by (2007-09-20 13:40)
アートフル ドジャーさん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2007-09-20 20:16)
あんみつさん、nice!ありがとうございます。
by びっけ (2007-09-20 20:18)
桜千鳥さん、nice!&コメントありがとうございます。
>しろいうさぎの吃驚して手を口元にあててる絵が一番好きです。
おぉっ!
あの白うさぎさんは、本当にキュートですよね。
黒うさぎさんの驚きの表情は、ちょっぴりユーモラス・・・かな。(^^;
「いつも いつも いつまでも」
私も、このフレーズの繰り返しが、心に残っています。
☆ また、どうぞ、遊びにいらしてくださいませ!
by びっけ (2007-09-20 21:04)