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『病気とたたかう からだ』 [児童書]

今年はインフルエンザの流行が例年よりも早いそうですね。
近隣の小学校では学級閉鎖になったところもあるようです。

みなさん、体調管理&予防接種で、この冬も元気に乗り切りましょう!

ということで、ご紹介するのは『からだと心のふしぎシリーズ5 病気とたたかうからだ』です。
かわいいイラストで楽しく 体のことがわかる本です。



病気とたたかうからだ.jpg

病気とたたかうからだ

  •  監修 :藤田和也
  •  アリス館
  •  2003/02
  •  27×19cm 40p



まず、最初は「病気のことを理解しよう」。

  病気はとてもいやなことだけど、人間が生きている以上、
  「病気にぜったいにかからない」ということはむずかしいんだ。
      『病気とたたかうからだ』  (アリス館)  p.2より

そうですね。こればっかりは、医学や科学がどんなに進歩しても難しいでしょう。
でも、だからと言って、手をこまねいていてはダメです。
敵(病気)を知った上で、闘っていかなくては!!

この本では、病気を防ぐ力、病気とたたかう体の仕組みについて解説してあります。

特に感動するのは白血球!
白血球は病原体をやっつけると自分も死んじゃうそうです。
自分の命?を賭して敵をやっつける白血球!

白血球って、結構大きいですよね?
でも、いざ、病原体をやっつけるときは、どんな狭いところにも自由に形を変えて入り込んでいくのだそうです。
知らなかった・・・。
すごいぞ! 白血球!!


‘免疫力’についても詳しく書かれています。
以下の4種類の細胞が協力して病原体と戦う姿が描かれています。

・マクロファージ
(白血球の仲間。まず病原体を攻撃した後、ヘルパーT細胞に知らせる)
(やっつけた病原体の残骸?を食べるのも仕事)

・ヘルパーT細胞
(マクロファージの知らせを受けてB細胞に攻撃の指令を出す)

・B細胞
(抗体で病原体をやっつける)

・サプレッサーT細胞
(病原体を壊滅したら、攻撃の中止命令をヘルパーT細胞に出す)

他にも好中球(白血球のなかま)、キラーT細胞(リンパ球のなかま)が活躍するとも書かれています。
個人的には、よく耳にするキラーT細胞の働きを詳しく知りたかったりもするのだけれど、それは大人用の本でも読みますか・・・。

私が子どものころに読んだ「からだの本」に書かれていたのは、せいぜい白血球と血小板の働きについてくらいでした。
今の児童書は、やはり知識量が違うなぁ・・・。
医学・科学の進歩を感じます。


で、結局、大事なことは・・・・・・。
最後に書かれているのは、自明のことなのですが、ついつい緩んでしまう、あーゆうこと、こーゆうことです。

・病原体を体に入れるな!
 傷んでいるものを飲食しない。うがい。手洗い。
    うん、大丈夫! これは実践しています!

・環境
 掃除。布団干し。洗濯。生ゴミをきちんと捨てる。
    これも大丈夫! まかせてちょーだい!!

・生活のしかたを考えよう
 夜遅くまで起きていたり、
 甘いお菓子をたくさん食べ過ぎてはいけない。
    (^^; これは、えーと、そのー、つまり・・・。反省します。


最後には、もし病気になったら・・・・・・お医者さんです。
‘インフォームド・コンセント’なる単語も出てきて、しっかり納得のいく説明を聞いて、安心して体を休めましょう・・・と書かれています。

児童書に‘インフォームド・コンセント’も出てくるのかぁ・・・。
そのうち‘セカンド・オピニオン’も記述されるかもしれませんね。


タグ:児童書
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コメント 15

うちの娘は小児喘息で、毎年この季節になると戦いが始まります。
こういう病気について書かれた本が多く広まるには大賛成です!!
小児喘息も予防が大切ですので、今年は早くから対策してます(^^)
by (2007-11-23 21:29) 

春分

わかりやすく書かれているようですね。
03年か。大きくは変わらないかもしれないけど、少し重みづけがかわったかな。
by 春分 (2007-11-23 21:36) 

インフルエンザの予防接種…無事接種し終わった桜千鳥です。
2回。
一応2回…体が資本なので。(笑)
私の体の白血球さんにも是非頑張ってもらわなくちゃ!!
でもどんどん強い白血球を作り出す事が出来る体を常日頃から維持しなければ…という事ですよね!!
あと…環境にも毎日コツコツ気を付けて。
あああ…耳が痛い。(苦笑)
無事冬を乗り切られるように頑張らねば!!
びっけさんも御大事にしてください!!
by (2007-11-24 11:50) 

たいへー

私、この前の人間ドックで、
白血球の数が「青い数字」だったんですけど・・・(汗
by たいへー (2007-11-24 15:46) 

大人が読んでもタメになりそうな本ですね!!  最近の児童書は馬鹿になりませんね!!
by (2007-11-24 20:48) 

椎名

びっけさん
こんばんは、お久しぶりです!
私は2,3日前まで風邪を引いておりました;;
夜寒くなったのに毛布を増やさないで
寝たのが悪かったです;;;
寒くて凍えて起きました@@;;;;
温かくしないとですね><
・生活のしかたを考えよう
↑私もグキリとしましたllllllll反省
知らない間に体の細胞が戦ってくれているのですね
細胞たち!ありがとう><!!
by 椎名 (2007-11-24 21:29) 

旅

前にインフルエンザの注射したんですが・・・・・等分の間腕が痛かった

です・・・・・今って肘とかにするんですね・・・病院によって違うのでしょうかね?
by 旅 (2007-11-24 23:10) 

びっけ

欲張りウサギさん、nice!&コメントありがとうございます。
お嬢さま、冬場は少し注意が必要なのですね。
風邪をひくと大変ですものね。
この本には
  病気をもっていても、じょうずに生きている人はたくさんいる。
  病気の原因や進み方がわかれば、こわくないもんね。
とも書かれています。
早めの対策をなさってらっしゃるとのこと、
きっと この冬も元気に過ごせるでしょう!!
心の中で応援しています!
by びっけ (2007-11-25 00:06) 

びっけ

春分さん、nice!&コメントありがとうございます。
確かに2003年の本なので、日進月歩の医学界・・・多少、内容が変わってきているかもしれませんね。
やはり、一般書も読むべきでしょうね・・・でも、一般書って絵が少ないんですよね・・・。(笑)
by びっけ (2007-11-25 00:09) 

びっけ

桜千鳥さん、nice!&コメントありがとうございます。
インフルエンザの予防接種、既に完了したのですね!(^^v
後は、体力温存! 睡眠十分! 腹八分目! 頭寒足熱!?
私にとって一番の鬼門は早寝早起き・・・です。
さて、そろそろ寝ますかな・・・。(笑)
お互い、元気に冬を乗り切りましょう!!
by びっけ (2007-11-25 00:27) 

びっけ

たいへーさん、nice!&コメントありがとうございます。
青い数字・・・?
白血球が標準値より多いのかしら? 少ないのかしら?
とにかく、暖かくして早く寝てください!
↑ それでいいのか?! (^^;
by びっけ (2007-11-25 00:31) 

びっけ

あんみつさん、nice!&コメントありがとうございます。
そうなんです。児童書といえども、あなどれません。
最近は、一度、児童書で基礎知識を押さえてから、一般書を読むことが多い私です。(^^;
by びっけ (2007-11-25 00:32) 

びっけ

椎名さん、nice!&コメントありがとうございます。
>寒くて凍えて起きました@@;;;;
キャーッ! 大変でしたね。
‘冷え’は、体力も消耗するし、大敵です!
どうぞ、暖かくしてお休みくださいませ。

私は最近では、薄手のマフラーを首に巻いて、寝ております!
(喉から やられる人なので・・・。)
by びっけ (2007-11-25 00:35) 

びっけ

旅さん、コメントありがとうございます。
インフルエンザの注射・・・私も少し後まで痛かったです。
さらに、私の場合、予防接種をした後、2、3日は、何となく体がだるかったりするので、きついです。
注射の位置は・・・私は、上腕の外側(普通に注射をするところ)でした。
病院によって違うのかもしれませんね。
by びっけ (2007-11-25 00:38) 

びっけ

薔薇少女さん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2007-12-05 19:36) 

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