『汚れなき悪戯』 マルセリーノ坊や [映画]
私が子どもの頃は、クリスマス・シーズンというと、この映画『汚れなき悪戯(いたずら)』と『素晴らしき哉、人生!』がテレビでよく放送されていたように思います。
その後、クリスマス・シーズンになるとテレビで流れる映画が『ダイ・ハード』になったりして、???と思っていたのですが、これも時代の流れでしょうか・・・。
『汚れなき悪戯』、1955年のスペイン映画、ラディスラオ・ヴァホダ監督作品。
私世代以上の方なら、ご存知の方も多いでしょうが、逆に若い人たちは知らない人が多いかも・・・。
こういうストーリーです。
修道院の前に捨てられていた男の赤ちゃん・・・。
それが聖マルセリーノの日だったので、修道士たちは赤ちゃんにマルセリーノと名づけて育てていきます。
すくすくと育ったマルセリーノは、いたずらっこ!に なりました。
ある日、屋根裏部屋でマルセリーノは磔のイエス・キリスト像を見つけます。
そして、少年の汚れない心が奇跡を起こします。
マルセリーノは修道士たちに隠れてパンやワインをせっせとイエスの元に運び、イエスと話をするのです。
彼はイエスに願います。
(ママに会いたい)って・・・。
天真爛漫な少年マルセリーノを演じているのはパブリート・カルヴォ。
演技とは思えません。本当にどこにでもいる可愛いいたずらっ子です。
映画の挿入歌「マルセリーノの歌」のメロディを聴くだけで、もう、条件反射的に涙がでてきます。
終戦記念日が近づくと、「火垂るの墓」が
オンエアされるのと同じ理屈なんだろうねぇ・・・
by たいへー (2007-12-09 11:06)
涙腺大爆発、ウルウル
ラスト、イエス様の手が差し出されるのは記憶にあるのだけど、どういう話だったか覚えてません。
これと同じく、禁じられた遊びも私のウルウル劇場の一つです。
最近の映画は、娯楽大作が多いけど、胸にジーンと重く熱く残る作品が少ないと思うのは私だけでしょうか?
by 能天気 (2007-12-09 11:42)
なんか…びっけさんとは嗜好が似ているのか、いつも「えっ何でこの話題?」と驚かされます。
子供の頃、TVでみたこの作品…キリストの像が動き出したシーンが強烈でした。「マルセリーノの歌」という題の映画だと思いこんでいました。
「禁じられた遊び」と相通ずる感じがします…内容は違うけど…
by a-muda (2007-12-09 16:15)
何度観ても泣ける映画ですよね。。。
この子がまた何とも言えず可愛い。。。
by (2007-12-09 17:15)
私は先に知識があって(ネタバレしていて)、映画を見たのは大学の頃か。
泣けるとかよりも、キリスト教とは・・みたいなことを考えてました。
趣味の合う人でも、子供への思いのところで、男女の意見が別れがちですね。
by 春分 (2007-12-09 18:18)
ちなみに、クリスマスに見たい映画は「シザー・ハンズ」だな。
by 春分 (2007-12-09 18:19)
この映画は10年以上前に録画してから永久保存版になっています。
子供の母への思いは理屈抜きなんでしょうね。
父親の立場は修道士たちと共通した物があると思います。
記憶力のない私でも「マルセリーノの歌」は覚えています。
『素晴らしき哉・人生』は大分前夜中に録画したら最後が尻切れになっていてそのあとCDショップでビデオを見つけたときは前後2巻を即買いしましたね!初めて観たときは最後の場面で自分の意志に関係なく涙が「ダー!」でした。
この映画を観てジェームズ・スチュアートが大好きになって、彼の映画を何本も観ましたっけ。。
by barbermama (2007-12-09 19:38)
小さい頃に2度ほど観ました
この曲は条件反射で泣けましたね^^
by かおり (2007-12-09 21:05)
たいへーさん、nice!&コメントありがとうございます。
『火垂るの墓』・・・号泣アニメです。(;_;)
by びっけ (2007-12-09 21:49)
能天気さん、コメントありがとうございます。
>禁じられた遊びも私のウルウル劇場の一つです。
あぁ~!! わかります!!
正直な話、『禁じられた遊び』は悲しすぎて、ここ30年は観てませんわ。
>胸にジーンと重く熱く残る作品が少ないと思うのは私だけでしょうか?
重いテーマの映画もいろいろあるのでしょうが、どうしても、興行成績が高い娯楽大作ばかり、クローズアップされますものね・・・。
by びっけ (2007-12-09 21:53)
あんみつさん、nice!&コメントありがとうございます。
微笑ましい場面がたくさんあるから、だから、なおさら、最後に・・・胸がつまりますよね。
>この子がまた何とも言えず可愛い。。。
本当に可愛い男の子です!!
by びっけ (2007-12-09 22:07)
春分さん、nice!&コメントありがとうございます。
>キリスト教とは・・みたいなことを考えてました。
最後の結末について、きっと、キリスト教圏の人々は、少年は幸せだった・・・と考えるのでしょうね・・・。
でも、私は結婚式は神式、葬式は仏式(予定)の ちゃんぽん日本人なので、あのエンディングは哀しすぎます。(;_;)
★「シザー・ハンズ」・・・あぁ、これもジョニー・デップとティム・バートンでしたね。ティム・バートンって、クリスマス・フェチなのかなぁ?
by びっけ (2007-12-09 22:19)
barbermama さん、nice!&コメントありがとうございます。
>子供の母への思いは理屈抜きなんでしょうね。
マルセリーノの母に対する思慕の強さには、胸が痛くなります。
「素晴らしき哉、人生!」は、これはハッピー・エンドだから、毎年でも観たい、そして家族や友人といる幸せをかみしめたい映画です。
あの天使が、冴えないのだけれど、やることが粋で、大好きです!
ジェームズ・スチュアート・・・ヒッチコックの『ロープ』も彼でしたよね?
by びっけ (2007-12-09 22:27)
青い花さん、nice!&コメントありがとうございます。
>小さい頃に2度ほど観ました
私も、ちゃんと観たのは、青い花さんと同じく2回くらいだと思います。
それでも、この季節になると記憶から蘇ってくるんですよね・・・。
小学生くらいで観たから、かえって、心に強く残っているんだと思います。
この曲、日常生活で聴くことはないけれど、もし、聴こえてきちゃったら、泣いちゃいそうです。(^^;
by びっけ (2007-12-09 22:31)
映画は残念ながら見た事が無いのですが、この曲を聴いてみると
「おはようマルセーリーノ お目めを覚ませ〜♪」
という歌詞が頭の中に浮かんできました!
うーん、どこで聴いた曲なんだろう?多分音楽の授業かなぁ。
演奏が泣かせます、、
by オシツオサレツ (2007-12-09 23:00)
a-muda さん、nice!&コメントありがとうございます。
>キリストの像が動き出したシーンが強烈でした。
私もあれは、かなりビックリしました。
手が! 指が!
キリストの全身像は映さず、手や足など部分だけを見せていたところが秀逸だったと思います。
>「マルセリーノの歌」という題の映画だと思いこんでいました。
いやぁ、私も、実はこの映画のタイトルがわからなくて、「キリスト サソリ 少年 修道院」のようなキーワードで検索して、「汚れなき悪戯(けがれなきいたずら)」だと知った次第です。(^^;
邦題がちょっとイメージと違うかな・・・。(^^;
by びっけ (2007-12-09 23:37)
オシツオサレツさん、コメントありがとうございます。
>「おはようマルセーリーノ お目めを覚ませ〜♪」
こういう訳詩で歌われていたのですか!
なんか可愛らしいですね。「お目め」というところが!
>演奏が泣かせます、、
どうぞ、泣いてくださいませ。
涙を流すとストレス成分も排出されるとか・・・?
感動の涙を流して、明日はすっきり、月曜日!(笑)
by びっけ (2007-12-09 23:41)
ジェームズ・スチュアート出演のヒッチコック作品は『裏窓』や『めまい』を観てますが『ロープ』は観てません。
最近本屋さんなどで古い名作DVDを格安で売っているから今度彼の作品を探してこようかな~
びっけさんのおかげでしばらく忘れていたジェームズ・スチュアートを思い出しました(笑)ありがとう!
by barbermama (2007-12-10 08:48)
barbermama さん、コメントありがとうございます。
『裏窓』は観たことがあります。
ヒッチコックの映画は、本当に面白いですよね!
私は、かなり後になるまで、ジェームズ・スチュアートと『北北西に進路を取れ』の主人公(ケイリー・グラント)の区別がつきませんでした。(^^;
この当時の映画のアメリカ人俳優って、みなダンディで細面で似てるように感じるんですよね。(^^;
by びっけ (2007-12-11 19:23)
「汚れなき悪戯」見た事ありませんでした
今度レンタル探してみますo(^-^)o
by (2007-12-11 20:38)
WIZARD さん、nice!&コメントありがとうございます。
レンタルDVD、見つかりますように! (^^v
by びっけ (2007-12-12 19:19)
薔薇少女さん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2007-12-14 21:07)
ラストのキリスト教=神に召されることが尊いという考え方が理解できません。
純粋な子供のお母さんに会いたいという願い=死とは。あまりに残酷な!
by NO NAME (2011-06-22 00:15)
NO NAME さん、コメントありがとうございます。
確かに、神に召される・・・というくだりは、私も悲しいだけでした。
(;_;)
by びっけ (2011-06-22 20:44)