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『野のユリ』のエーエィーメーン [映画]

1963年、ラルフ・ネルソン監督作品、『野のユリ』。

ストーリーは、アメリカの片田舎の土地を手に入れたドイツ人の修道女たちに、たまたま、通りかかった黒人男性(シドニー・ポワチエ)が、教会建設を手伝わされるというもの。

修道院長リリア・スカラが、「神の名」をふりかざして(おっと、言いすぎかな?)、シドニー・ポワチエをこき使うところは、ちょっと呆然唖然でしたが、一度は逃げ出したポワチエが戻ってくるところには泣かせられました。(;_;)

まぁ、世間知らずの修道女たちが、言葉も満足に通じない異国の地アメリカで、信仰のために教会を建設するには、彼に頼るしかなかったわけで・・・。
そう考えると、院長のあのタカビーな感じも、しょうがないのかしら・・・。(^^;


印象に残っているのは、エンディング。
♪ エーエィーメン と修道女たちに歌わせながら、何気なく立ち去っていくシドニー・ポワチエ。
それに気づくリリア・スカラの表情・・・・・・。



主演のシドニー・ポワチエはこの作品で、黒人男優として初めてのアカデミー賞を受賞しました。

リリア・スカラは、その後、『フラッシュダンス』の老ハンナとして登場したのを観て、とても懐かしかったです。



野のユリ.jpg

野のユリ

  •  20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  •  DVD


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コメント 22

caramelpapa


この作品があったから、
後の名作が生まれるのですね。
   
by caramelpapa (2008-08-23 21:02) 

びっけ

caramelpapa さん、nice!&コメントありがとうございます。
黒人俳優に道を開いたという意味でも後世に名を残す作品ですよね。
エディ・マーフィーもウィル・スミスもモーガン・フリーマンもデンゼル・ワシントンも・・・・・・シドニー・ポワチエの後継者なのですねぇ・・・。
(v_v) ふむふむ。
by びっけ (2008-08-23 22:38) 

ミホ

ああ、いいですねぇ。
ちょっとホロッときました。
この時代の映画は、時々観ると「いい人」たちがいっぱい出てきて
改めて考えさせられたりします。
by ミホ (2008-08-23 23:10) 

a-muda

「エーメン」…「アーメン」
僕も「あー無駄」ってnameだと思われていますが、正しくは「エームダ」です。(^^;)
この映画は知りませんでした。でも…このシーンを観てとっても観たくなりました。黒人の主演映画で以前自分のブログにも書きましたが「南部の歌」をもう一度観たくてたまりません。
あのリーマスおじさんの笑顔と語りは素晴らしいと思うのですが…

あっ、それから映像の修道女達…「サウンド・オブ・ミュージック」の方達を想い出しました。
by a-muda (2008-08-23 23:13) 

たいへー

修道院物といったら、やたらと歌ってダンスする・・・
というイメージがありましたが、
どうも、そうではなさそうですね。(笑
by たいへー (2008-08-24 08:19) 

春分

観てませんでした。まだまだ楽しみは残っているな。
で、私など「老ハンナ」と読むとまずは別の作品を思い出してしまいますが
(もしかして撒き餌だったかな)。
by 春分 (2008-08-24 08:46) 

barbermama

この映画は『勇気と感動ベスト100』に入っていましたよ~
そしてシドニー・ポワチエ主演作は4作品ランクインしていて一番多かったんです!(ポワチエを食わず嫌いしていてどの作品も観ていないのですが)
アカデミー賞、黒人男優初はデンゼル・ワシントンだと思ってました・・・
数年前に主演女優賞を受賞したハル・ベリーと混同してたかな?
by barbermama (2008-08-24 14:20) 

薔薇少女

原題がAmenなんですね?
『野のゆり』の方が良いですね!
この映画はテレビで見たと思います。
心がほわ~んとする良い映画ですね☆

今は原題のまま英語等で公開される
映画が多いですが、なんのこっちゃか?
解らないものが多いです。
特にテレビで録画する時
内容がわからず、困るんですよ。
日本名が付いてると比較的思い出せるけど
外国名だと、映画館で見た物でも
サッパリ思い出せないんです。
by 薔薇少女 (2008-08-24 18:06) 

Nicole-ay

おっ!びっけさんスキン変えたん?秋っぽくていい感じ^^vはやく秋が来るといいねぇ^^
by Nicole-ay (2008-08-25 08:53) 

びっけ

ミホさん、コメントありがとうございます。
そうなんですよね。
テンポは遅いけれど、予算はかけてなさそうだけれど、ハラハラドキドキはしないけれど、人と人のつながりを丁寧に描いている良作が、多かったように思います。
by びっけ (2008-08-25 09:19) 

びっけ

a-muda さん、nice!&コメントありがとうございます。
えっ! a-muda さんって、「エームダ」さんってお読みするんでしたか!?
今まで「アムダ」さんと読んでました。失礼しました。ペコリ。

ディズニーの「南部の歌」は、ディズニーのCDに入っている「ZIP-A-DEE-DOO-DAH(ジッパ・ディー・ドゥー・ダー)」しか知らないのですが、この曲好きです。

私は修道女というと真っ先に思い浮かぶのは・・・・・・・・・。
『ブルース・ブラザーズ』だったりします。(爆)
by びっけ (2008-08-25 09:24) 

びっけ

たいへーさん、nice!&コメントありがとうございます。
修道院もの・・・と言ったら、オードリー・ヘップバーンの『尼僧物語』などは、歌って踊ったりはしません。(笑)
やっぱり、そこに「黒人」という要素が加わると、とたんにテンションが高くなりますよね。
いわゆる、ゴスペル!?
エセ修道女に扮したウーピー・ゴールドバーグの『天使にラブ・ソングを』シリーズの歌って踊るシーンとか、私も好きです!!
by びっけ (2008-08-25 09:31) 

びっけ

春分さん、nice!&コメントありがとうございます。
蒔絵・・・じゃなくて撒き餌!
なるほど、そう読み解けましたか! (^^;
『フラッシュダンス』のパンフレットの「あらすじ」だったか「解説」に、「老ハンナ」という語句があって、それが強く刷り込まれてしまっているものですから・・・。
『ポーの一族』の老ハンナも、好きです。(笑)
by びっけ (2008-08-25 09:35) 

びっけ

barbermama さん、nice!&コメントありがとうございます。
おぉっ! ますます、『勇気と感動ベスト100』を見逃したことが悔やまれます。
(;_;)

そうそう、有色人種初のアカデミー主演女優賞はハル・ベリーでした。
わりと最近ですよね?
そう考えると、やっぱり白人主導の世界なんだなぁ・・・と改めて思います。
by びっけ (2008-08-25 09:45) 

びっけ

薔薇少女さん、nice!&コメントありがとうございます。
えーとですね、原題は『LILIES OF THE FIELD』なので、邦題は、これをそのまま和訳したものですね。(^^;
この「野のユリ」というのは、聖書の中の一節の言葉らしいです。

映画の最後に「Amen」と映し出されるのは、いわゆる「The End」とか「Fin」の感じで、祈りの最後の言葉「アーメン」を持ってきたのではないかと思います。

私も邦題で覚えている映画が多いので、原題を知って驚くことが、たびたびです。
邦題といえば、「愛と青春の~」とか「愛と哀しみの~」とか多くありません?(笑)
by びっけ (2008-08-25 09:56) 

びっけ

Q ちゃんさん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2008-08-25 09:59) 

びっけ

Nicole-ay さん、コメントありがとうございます。
急に涼しくなりましたものね。
そろそろ、味覚の秋モードに突入です。(笑)
by びっけ (2008-08-25 10:00) 

びっけ

夢空さん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2008-08-26 13:28) 

薔薇少女

そうだったんですか!すみません、お恥ずかしい・・・

>邦題といえば、「愛と青春の~」とか「愛と哀しみの~」とか多くありません?
確かに多過ぎますね、どれがどの映画だったか
ゴッチャになってしまってます (笑)

by 薔薇少女 (2008-08-26 17:26) 

びっけ

薔薇少女さん、コメントありがとうございます。
『愛と青春の旅立ち』は、リチャード・ギアですよね?
で、『愛と哀しみのボレロ』は、延々とボレロが続く映画ですよね?
そのほかにも、いろいろあったように思うのですが、私も記憶がゴチャゴチャしてます。
(^^;
by びっけ (2008-08-27 23:45) 

びっけ

アートフル ドジャーさん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2008-08-28 20:43) 

びっけ

甘党大王さん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2008-08-28 21:22) 

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