SSブログ

『Orpheus 』デヴィッド・シルヴィアン [デヴィッド・シルヴィアン]

デヴィッド・シルヴィアンの個性で一番好きなのは、その声です。
あの歌い方です。

彼の作る曲のメロディ・ラインも好きです。
決して明るくはなくて、どちらかというと暗い。
ハッピーになるというよりは、沈思黙考!
でも、癖になります。(笑)

彼の性格は・・・まぁ、そんなものは曲を聴く上では、どうでも よろし。
何となく、気難しくて、とっつきにくい人であろうことは想像に難くないけれど・・・。(笑)

で、???というか、頭が痛くなるのが、彼の詩です。
正直・・・・・・理解できない。
私に詩心がないのでしょうか・・・。
ヨーロッパ系の人が考えることを知る上で不可欠な教養(キリスト教、世界史、この歌だったらギリシア神話の知識?)が不足しているからでしょうか・・・。


まぁ、詩は相変わらずわからん!の曲ですが、好きな曲です、『Orpheus』。

http://www.youtube.com/watch?v=E2dgMNm64Mg

ゴーストに負かされるというのは、過去に負けるということ=未来をなくす?、あるいは、自死への衝動ということだと思うのです。

キーワード(人物)は、この「オルフェウス」なんですよね。
ギリシア神話のオルフェウスは、竪琴の名手。
最愛の妻に先立たれ、冥界に赴き、彼女を取り戻そうとします。
冥界王ハーデスはオルフェウスの竪琴の美しさに免じて、妻を連れ戻すことを許可します・・・条件付きで。
その条件とは、冥界を出るまで、決して後ろを振り向いてはならないということ。
しかし、哀しいかな、オルフェウスは後ろの妻を振り向いてしまう・・・。

で、サビの部分の詩が、私には、よう わからん!のです。

何となく「死」の香りがするし、絶望感も感じる・・・。

人生に前向きで、あるがままに受け止めて生きろ!と歌うBUMP OF CHICKEN の歌の真逆に位置する歌のような気がします。

私は、デヴィッド・シルヴィアンとバンプ・オブ・チキン、極端に違う二つの音楽で、人生のバランスを取っているのかもしれません。


HMVのこちらで少し試聴できます。
 http://www.hmv.co.jp/product/detail/2728000



Secrets of the Beehive.jpg

シークレッツ・オブ・ザ・ビーハイヴ

  •  David Sylvian
  •  EMIミュージック・ジャパン
  •  1996/07/24
  •  CD


nice!(9)  コメント(16)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 9

コメント 16

caramelpapa


一転、秋ですね。
  
by caramelpapa (2008-08-25 17:17) 

sara

>で、???というか、頭が痛くなるのが、彼の詩です。
的を得ているだけに、笑えました。ナイス! です。(^-^)
by sara (2008-08-26 01:53) 

たいへー

「ゴーストに負かされる」
取り付かれるという事でしょうか・・・(汗
by たいへー (2008-08-26 09:20) 

びっけ

caramelpapa さん、nice!&コメントありがとうございます。
急に涼しくなってきて、思わず、秋っぽいスキンに変えてしまいましたが、これから残暑が厳しかったらどうしよう!と思わなくもありません。(笑)
by びっけ (2008-08-26 13:27) 

びっけ

夢空さん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2008-08-26 13:28) 

びっけ

ユウさん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2008-08-26 13:30) 

びっけ

sara さん、nice!&コメントありがとうございます。
ですよね? 哲学的すぎて、私には ついていけません。
でも、わからないなりに雰囲気としては好きです。(笑)
by びっけ (2008-08-26 13:31) 

びっけ

たいへーさん、nice!&コメントありがとうございます。
ひぇーっ!! そうなの!? 取り憑かれるの!!
怖いよぉー!! (@o@)
by びっけ (2008-08-26 13:33) 

薔薇少女

>人生に前向きで、あるがままに受け止めて生きろ!と歌うBUMP OF CHICKEN の歌の真逆に位置する歌のような気がします。
私は、デヴィッド・シルヴィアンとバンプ・オブ・チキン、極端に違う二つの音楽で、人生のバランスを取っているのかもしれません。

今は前向きになってきましたが、
本質的に後ろばかり振り返る癖があります!
『あるがままに受け止めて生きろ』っていうのは
力強い言葉ですね!!!
by 薔薇少女 (2008-08-26 17:20) 

かずりん

>私は、デヴィッド・シルヴィアンとバンプ・オブ・チキン、極端に違う二つの音楽で、人生のバランスを取っているのかもしれません。

音楽ではないのですが、私も同じような感じで生活しているような
気がします。
お芝居観て帰ってきちゃ、BUMP聴いてる・・・という・・(笑)

あるがままに受け止めて生きろ・・・は『ギルド』聴く度、そのように
感じます。・・そして泣きそうになるのです。いい歌ですよね。

by かずりん (2008-08-27 17:40) 

びっけ

薔薇少女さん、nice!&コメントありがとうございます。
そうです!
あるがままで(でも多少の向上心は欲しいけれど)生きていく・・・そう腹をくくると、心が強くしなやかになるような気がします。

私は‘後悔’という言葉が嫌いなので、過去は振り返りません。
でも、楽しい思い出は別です。
それらにも支えられて、今を生きていると思います。
思えば、このブログも、ある意味、過去振り返り(懐古趣味)の内容が多いですもんね。(^^;
by びっけ (2008-08-27 23:27) 

びっけ

かずりんさん、コメントありがとうございます。
お江戸の観劇ツアーから、お戻りになられたのですね!
いやぁ、かずりんさんのフットワークの軽さとバイタリティには感心しちゃいます。

『ギルド』、そう、あんな深い歌詞を書いて、歌にして届けてくれる彼らには、本当に感謝しています。
私にとって、めぐり会えて本当に良かったと思える歌です。
by びっけ (2008-08-28 00:17) 

蟹道楽

翻訳の人にもよるのでしょうが、確かにデビッドシルビアンの歌詞は解りませんね。
中学生の時、特にJAPANのセカンドは愛聴盤だったので、訳詞を読んでいましたがよく解らん???
あの頃、「まあ、デビッドシルビアンは文学青年やから、アホの僕らに解る訳がないわ!」と理解しようとも思いませんでした(笑)。
しかし、あのしんみりとした曲調とイギリスそのものの雰囲気のボーカル、普通に考えれば”とっつき難い”アルバムを中学生の僕はよく気に入ったものだと今にして思います。
by 蟹道楽 (2008-08-28 00:48) 

びっけ

蟹道楽さん、nice!&コメントありがとうございます。
そうなんですよね、私も初めは、彼の詩が解らないのは自分が幼いから(知識不足だから)と思っていました。
でも、この年齢になっても解らないことから考えると・・・ひょっとしてデヴィッド・シルヴィアンその人も、よく解ってなくて、字面だけで作っていたんじゃないの?と思えなくもありません。(^^;

それにしても、蟹道楽さんは中学生でしたか!!
なかなか、クールな中学生だったのですね。(^^)v
by びっけ (2008-08-28 20:34) 

びっけ

アートフル ドジャーさん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2008-08-28 20:42) 

びっけ

甘党大王さん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2008-08-28 21:22) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。