『恐怖の甘い物一家』山岸凉子

仕事が終わって帰宅する前に必ず携帯電話のメールチェックをします。
時々、夫から買い物指示のメールが入っているからです。

「食パン（絵文字）とアイスクリーム（絵文字）願います」
「甘くないお菓子お願いしまーす」
「◎◎◎ちゃん（息子の名）に団子（絵文字）かケーキ（絵文字）をよろしく」
「インスタントコーヒーきれました」
「コロッケなど。◎◎◎（息子の名）は刺身など」
「◎◎◎（犬の名）の銀のさら（ドッグフード名）買いましたか」
「◎◎◎（夫の名）はイカリングがいいな。（天使の絵文字）」
「おやつ（絵文字）とバナナ（絵文字）お願いします｣
「バタースティックレーズンパンと食ぱんお願いしまーす（絵文字）」

これらのメールから薄々推測できるように、実は、夫は大の甘いもの好きです！

夫の帰宅後のスケジュールは
帰宅 → 仕事の疲れを取るための甘いもの → 夕飯 → 食後の甘いもの → お風呂 → 就寝
という流れなのです。

結婚前に夫の実家に遊びに行った時には驚かされました。
まず、お茶と和菓子・・・これは普通かな。
談笑して、家族のアルバムを見たりして楽しみ
「あら！　お三時ね」
と彼のお母さんが言って、今度はケーキと紅茶。
さっき食べたばっかりだけど・・・まぁ、甘いものは嫌いじゃないし、若い女の子は甘いもの好きと思っているのかな？

夕食をいただく前に
「お腹空いたでしょ、すぐできるから、これでも召し上がっててね」
と羊羹と日本茶・・・う、ウソでしょ！！（＾＾；

結構、ボリュームのある夕食がでて（ちなみに私は小食！）
それから五分と置かずに
「デザート召し上がれ！」
と、フルーツと、またケーキ！！・・・もちろん三時のケーキとは違う。

たまたま、私が訪問したから、そういう流れになったのかな？と思って、後で聞いてみたら
「えっ？　なんか変？　いつも こうだよ！」

彼の家族は、恐怖の甘い物一家だったのです！！


で、思い出すのは山岸凉子のコメディ（実話）マンガ『恐怖の甘い物一家』！

手元には無いし、読んだのは遥か昔なので、覚えているのは「納豆に砂糖を入れて食べる」というところだけです。（＾＾；

でも、私の父（仙台生まれの仙台育ち）も 納豆に砂糖、スイカに砂糖、すき焼きは甘め、おはぎは甘く！の人なので、それについては、さほど衝撃をうけませんでした。

お料理に砂糖を入れるのには、抵抗はないのですが、甘いもの（和菓子・洋菓子）を、これでもか！と食べる夫の家族は、私にとってまさに「恐怖の甘い物一家」です！！


こちらのコミックスに収録されているようです。

メデュウサ

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• 　朝日ソノラマ
• 　2000
• 　新書

タグ：少女マンガ 1980年代

コメント 22

私の実家も
そうかも

いや
確かにそうだわ

　　　　　　
by caramelpapa (2009-06-06 18:25) 

あははっ　恐怖の甘いもの一家っ＾＾；
食習慣って本人にはあたりまえでも他からみると
おもしろいってことありますよね～
ちなみにおはるは恐怖の？フルーツ一家出身・・・
とにかく果物を年中山盛り食べるので
親戚からもしょっちゅうダンボールで果物が届き
ダーリンは未だに驚愕していますっ　笑。
by haru (2009-06-06 21:11) 

ダンナさまのご実家、おもしろすぎますヾ(≧▽≦)ﾉ☆
絵文字てんこ盛りの携帯メールもほほえましいですね♪
私は生クリームとか和菓子とかの甘いものが苦手なので、
夕食前の羊羹はほとんど拷問に近いです（笑）
by チヨロギ (2009-06-06 23:21) 

私のガールフレンドはトマトに砂糖をかけます。
トマトは野菜じゃない!! 果物だといいはります。
果物だとしても、砂糖をかけるのは変だと思うのですが…。
by Harry Cognac Jr. (2009-06-07 00:29) 

恐怖モノが得意の山岸涼子さんですが、これはコメディなんですね～。
by カオル (2009-06-07 00:38) 

確か30年位前の作品だと思います。
山岸さんも私も道産子ですが、同じ道民でも随分食生活が違うものだなと思いましたね。
なんせ私の実家では、何にでも醤油をかけて食べていましたので。
塩が浮いた焼き鮭にさえたっぷりと……。


by pochi (2009-06-07 08:02) 

山岸涼子はあまり好きではないのですが、この話も記憶にあります。
by 春分 (2009-06-07 16:04) 

caramelpapa さん、コメントありがとうございます。
そうでしたか！　決して、夫の実家が特異というわけでもないのですね。
（＾＾；
by びっけ (2009-06-07 21:56) 

haru さん、nice!＆コメントありがとうございます。
恐怖のフルーツ一家！でしたか！
そっちの方が、私は好きです！！（笑）
by びっけ (2009-06-07 21:57) 

チヨロギさん、nice!＆コメントありがとうございます。
生クリーム・・・たまに食べる分には美味しいんですけどねぇ・・・。
そうですよね、甘いものが苦手な人だったら、夕飯前の羊羹は、拷問以外の何物でもありませんね。
（＾＾；
食前酒というのはわかるけれど、食前甘味というのは・・・ねぇ！
by びっけ (2009-06-07 22:02) 

Harry Cognac Jr. さん、コメントありがとうございます。
う～ん、私はトマトには塩かマヨネーズ、時に醤油です。（笑）
砂糖かぁ・・・今度、やってみようかしら？
by びっけ (2009-06-07 22:14) 

カオルさん、nice!＆コメントありがとうございます。
そうなんです、あの心理的な恐怖を描かせたら右に出る者はいない？の山岸凉子ですが、タイトルこそ「恐怖～」となっているものの、コメディ・・・しかも山岸一家の実話なのです！
by びっけ (2009-06-07 22:28) 

pochi さん、nice!＆コメントありがとうございます。
北海道民全員が、納豆に砂糖を入れて食べているわけではないのですよね。（＾＾；
でも、納豆に砂糖・・・案外いけますぜ！（笑）

ちなみに、夫も焼き塩鮭に醤油をかけたがります！
恐怖の甘い物一家のくせに何なんでしょうね？（笑）
by びっけ (2009-06-07 22:30) 

春分さん、nice!＆コメントありがとうございます。
さすが、春分さん！　幅広く押さえてらっしゃいますね。
そうか！　春分さんも山岸凉子と同じく北海道出身でしたね！
by びっけ (2009-06-07 22:32) 

夢空さん、nice！ありがとうございます！
by びっけ (2009-06-08 23:34) 

私がびっけさんだったらかなり喜んだかもしれないですねー♥
でも、ただでさえ食べ過ぎの感があるのでムリですね（笑）
ご主人からリクエストがあるというのがうらやましい♪
うちではすべて私任せなのでつまらないです・・・

山岸涼子のこのお話、私も記憶にあります(・∇・)ノ
このタイトルのコミックスも持ってたな
by かおり (2009-06-09 14:38) 

山岸凉子は「ゆうれい談」とかこの作品とか
エッセイ風マンガもおもしろかったですよね＾＾

私の実家もかなりの甘い物一家でした。
よそ様の家におじゃまして
麦茶には砂糖を入れないのが基本だと知り
びっくりしたことがあります＾＾；
コーヒーは苦いものではなく甘いものだと思ってました。
母親が山盛り砂糖を何杯も入れてくれましたので。
そして家族全員虫歯だらけでした【T__T】
by miyuco (2009-06-09 18:02) 

かおりさん、nice!＆コメントありがとうございます。
まぁ！　かおりさんだったら、夫の母も、さぞ食べさせ甲斐があって喜ぶことでしょう！
私も必死に食べるのですが、チラリとフォアグラ用に飼育されるガチョウの気持ちが脳裏をよぎります。（笑）

夫のリクエスト・・・幼くて恐縮です・・・さらには「イカリング」！
私がイカリング嫌いのため家では作らないものですから・・・。（＾＾；

あの山岸凉子が こんなコミカルなマンガも描くんだ・・・と驚いたものです。
by びっけ (2009-06-09 21:24) 

miyuco さん、nice!＆コメントありがとうございます。
あの端麗な絵柄が、コメディマンガでは、途端にコミカルになるのが面白かったですよね。

おぉっ！　麦茶に砂糖！　友人宅で体験したことがあります。
甘くて感動しましたわ！！

コーヒーに山盛りいっぱい入れた砂糖をかきまぜずに飲み干し、底に残った砂糖をスプーンで・・・それが格別なの・・・とか、おっしゃってました？（笑）

しかし、不思議なことに、夫の家族は 歯が丈夫らしく、虫歯はあまり無いようです。
まぁ、口の中をちゃんと見たことは無いので、はっきりとはわかりませんが・・・。
（＾＾；
by びっけ (2009-06-09 22:09) 

びっけさん、こんばんは。
ザラメ煎餅が大好きな甘辛二刀流ですが、
食パンに砂糖をかけて食べる山岸家の兄Ｈにはドン引きしました＾＾;
大甘党の編集者と結婚した少女マンガ家のＳさんとは、
ささやななえのことでしょう。

『メデュウサ』（サンコミックス 1982）を本棚から引っ張り出して再読。
2007年に朝日ソノラマが「廃業・会社清算」したのはショックだった。
吸収合併した朝日新聞出版から再刊されるでしょうか？
by sknys (2009-06-12 00:39) 

sknys さん、コメントありがとうございます。
あぁ！　ザラメ煎餅！　あの甘辛感が堪りませんわ。（笑）
食パンに砂糖・・・まあ、あげパンの例もありますから、ありかなぁ・・・と。（爆）

朝日ソノラマの本全てが、朝日新聞出版に引き継がれるわけではないようです。
調べてみたら、引き継がれる本の一覧に、『メデュウサ』はありませんでした。（泣き）
by びっけ (2009-06-13 00:07) 

hituji さん、nice！ありがとうございます！
by びっけ (2009-06-13 13:29)