『エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち』のウォーケン [クリストファー・ウォーケン]
『エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち』
1997 年、マルコ・ブランビヤ監督作品です。
あらすじは・・・。
お金持ちの わがまま娘が、父親に振り向いてほしくて、狂言誘拐を実行。
誘拐犯になりすまし、父親に電話をし、自分は駐車場に停めた自分の車のトランクに テープでグルグル巻き状態になって入り込み、バタン!と閉める。
そんなこととは知らずに、その車を盗む泥棒。
アジトに戻って、ひと休みしていると、車のトランクからガタゴト音が!!
開けてびっくり! グルグル巻きの女の子がいるではありませんか!
面倒なことに関わり合いたくないから、わがまま娘ごと車を元の場所に戻そうとアジトを後にする車泥棒。
ところが、女の子が火のついたままのタバコをゴミ箱にポイしたことから、彼らが出かけた後、アジトは全焼。盗んで隠しておいた車も全て焼失!
車泥棒は商談をつけて前金を受け取っていたのに、その車が焼失してしまい、その筋の人たちから追われる羽目に・・・。
逃避行を続ける二人に、いつしか愛が芽生え・・・(^^;
わがまま娘(アリシア・シルヴァーストーン)。
車泥棒(ベニチオ・デル・トロ)。
わがまま娘が、あまりにも自分勝手で、周りの人間をとことん振り回すのには、ちょっと辟易でした。
強面でも、フェロモン全開プレイボーイでもない、ちょっと情けない男を演じているデル・トロが見れたというとこは評価できるかな・・・。
で、クリストファー・ウォーケンです。
わがまま娘の父親と「ブラザー」の関係にある裏業界の男 レイ役です。
わがまま娘を幼い頃から知っていて、彼女には‘レイおじさん’と呼ばれています。
ビジネスに忙しくて娘のことをかまってあげない父とは違って、わがまま娘が寂しがっていることを理解している人物でもあります。
なので、この誘拐事件が、彼女自作の狂言であることも すぐに見抜いてしまいます。
レイは、わがまま娘を家に連れ戻そうとします。
湖畔のレストハウスで わがまま娘と車泥棒を見つけ、話をつけようとするレイ。
ところが、このわがまま娘!
レストハウスで食事中の客たちに向かって こう叫ぶのです!
「みんな、聞いて! この人に だまされて結婚したけれど、こいつ、ひどい奴なのよ! そして私を捕まえにきたのよ、助けて!」
おいおい! それは無いでしょう!
でも、レイは悪人顔(ウォーケン)ですからねぇ・・・。
周りの客もすっかりだまされて、レイの前に立ちはだかるのが哀しいです。
ウォーケンの登場シーンは決して少なくはないのですが、主役の女の子が苦手なので、もう一度見るのは ちょっと ためらわれる映画です。(^^;
主人公のわがままぶりがひどいからもう見たくない?・・それほで彼女の演技がうまいということなんでしょうか。
犯罪物のドラマをたくさん観ていると、極悪非道の犯人役の素顔を見てみたいと思ったりすることがあります。
コイツ、人間の心を持ってるの!と思わせるほど演技が巧みということなんですよね。
by barbermama (2009-06-08 12:00)
barbermama さん、nice!&コメントありがとうございます。
そうか・・・彼女の演技がうまいのか・・・。
こちらに嫌悪感を抱かせるほど、なりきっているということですものね。
悪役の俳優の素顔、案外、イメージと真逆だったりするんですよね。(^^;
by びっけ (2009-06-08 23:33)
夢空さん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2009-06-08 23:34)
洋画で気になるのは女子のわがまま勝手な行動や言動・・・
ヒステリックなその様子を、たとえ作り事でも見たくない^^;
そういうのけっこう多いんですよね
お国柄とても言いましょうか
by かおり (2009-06-09 14:33)
かおりさん、nice!&コメントありがとうございます。
わがままで高飛車で自己中の娘・・・イラッときますよね。(^^;
それでも感心するのは、そういう女の子にも丁寧に(本音はイヤイヤ?)対応する欧米の男性諸氏です。(笑)
by びっけ (2009-06-09 21:14)
eternity さん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2009-06-09 22:13)