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『じょうぶな頭とかしこい体になるために』五味太郎 [児童書]

「友達」といえば、こんな質問を見聞きすることがあります。
「友達がいません。どうしたら友達ができるでしょう?」

その質問に対する『じょうぶな頭とかしこい体になるために』の回答は、こうでした。

まず、友達ができにくい人というのは、基本的に一人で行動するタイプの人。
さらに、友達とは
「友達になってください」
「はい、いいですよ」
みたいに簡単にできるものではない。
いつの間にか、友達になっちゃっているもの!

なので、「もう友達やめたい」と思っても
「はい、じゃぁ、おしまい」と簡単に切れるものではなくて
友達は、いつまでも友達としてつきまとうもの!!

苦笑しながら読みました。(^^;

この本のサブタイトルは
「五味太郎 VS 子どもの疑問・悩み・希望」

ありとあらゆる子どもの質問に、五味太郎が、ちょっとひねりのあるブラックでユニークな回答をしてくれます。

こんな質問が・・・
 ずっと働かないで生きてゆきたい
 ひとり暮らししたい
 担任の先生と気が合わない
 多数決で何でも決めていいの?

この本を読んで
じょうぶな頭 = 自分で考え、自分で悩み、自分で叱り、自分を励まし、そして自分を可愛がっていける頭
かしこい体 = 好きなこと嫌いなことが自分でわかり、自分自身で行動できる体
を作るトレーニングをしてほしいというのが五味さんの主張です。

大人が読んでも面白い本だと思います。



じょうぶな頭とかしこい体になるために.jpg

じょうぶな頭とかしこい体になるために

  •  五味太郎
  •  ブロンズ新社
  •  2006/07
  •  20×16cm 191p


幼稚園時代の私は五歳児なりに戦略的でした(笑)
入園式の日に周りの子ども達をよく観察して
(この子とは仲良くなれそう)
と思った子に、早速、二日目の朝に
「おともだちになってちょうだい」
とお願いしている子どもだったのです。

そうして、とりあえず、一人きりになるような気まずい雰囲気(幼稚園児にそんなのあるのか?笑)にならないよう防御線を張っておいて、少しずつ、自分の居場所を作っていく・・・と。

で、ある程度経つと、本当に気の合う友達ができてきて、最初に声をかけた子との「友達約束」を一方的に破棄する・・・というか忘れる・・・そういう薄情な子どもでもありました。

まぁ、幼い子どもなんてそういうもんですよね・・・と自己弁護しつつ、内心は少し懺悔。(^^;


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caramelpapa


ともだちって
気の持ちようだと思う

要は
魅力があれば
寄ってくるのだし

何かの取り柄があれば…

なんて思う


ちょっと
ひねているのかな?

  
by caramelpapa (2011-03-08 22:24) 

びっけ

caramelpapa さん、nice!&コメントありがとうございます。
うーん、どうなんでしょう。
魅力が無いとき(ボロボロなとき)でも、寄って来てくれる(見守ってくれている)のが友達のような気もします。

「友達」の定義って、一人ひとり違っているものかもしれませんね。(^^;
by びっけ (2011-03-08 23:08) 

caramelpapa


何もなくても
存在を認識してくれている

別に
友達付き合いしなくても

だから
落ち込んでいると思えば
見守ってくれている
もしくは
手をさしのべてくれる

そんな関係が
私にとっては

ともだち

  
by caramelpapa (2011-03-08 23:55) 

manamana

小さいときは、一緒に遊んで楽しいのが友達、
といった感じでしょうか。

by manamana (2011-03-08 23:56) 

barbermama

一昨日のY新聞朝刊の「人生案内」に友人関係の悩みが
載ってましたね。
答えの中に「友達という関係は、あえて『やめます』と宣言
するものではないと思います。」という一文がありました。
その人の生き方、考え方に納得いかないものを感じて
心が離れたらもう友人ではないと私も思います。
私の友人は寄ってきて来てくれた人ばかりなのでとても少ないです(笑)。
その数少ない奇特な人も選り好みするからさらに少なく・・・
by barbermama (2011-03-09 10:31) 

びっけ

caramelpapa さん、コメントありがとうございます。
>落ち込んでいると思えば
>見守ってくれている
>もしくは
>手をさしのべてくれる
相手が落ち込んでいるだろうとき、どう言葉をかければいいのか・・・
そのことが、ずっと頭の中でグルグル回っています。

「ともだち」・・・もちろん政治的思惑とか いろいろあるのはわかっているけれど、今回の「オペレーション・ともだち」には本当に感心・感動してしまいました。
(^^;
by びっけ (2011-04-13 19:13) 

びっけ

manamana さん、nice!&コメントありがとうございます。
>小さいときは、一緒に遊んで楽しいのが友達
そうそう! 遊び相手こそが友達でしたねぇ。
悩みを打ち明けるとか、相手のことを思ってきついことも言うという友達ができるのは中学生以上かなぁ。
by びっけ (2011-04-13 19:15) 

びっけ

barbermama さん、nice!&コメントありがとうございます。
教えていただいた人生相談、読んでみました。
価値観とか考え方が変わってくると、自然消滅するのは あるなぁと思います。

私も表向きは「誰とでも仲良く!」をモットーにしていますが (^^;
本当の意味での友人というのは、ごくごく少ないです。

そもそも、自分の内面をある程度でも正しく理解して寄り添ってくれる人間というのは そうそういるものではないし、いたらいたで うっとうしかもしれない・・・と。
あぁ、なんて天邪鬼な人なのだろう、私。(失笑)
by びっけ (2011-04-13 19:22) 

びっけ

夢空さん、nice!ありがとうございます!
by びっけ (2011-04-13 19:39) 

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