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『武満徹 対談選』のデヴィッド・シルヴィアン [デヴィッド・シルヴィアン]

はじめに お断りしておくと、私は武満徹のことを ほとんど知りません。
日本でも稀有の現代音楽の大作曲家という程度の知識しかありません。
作品も、ラジオで流れているのを聴いたことがあるだけで・・・それも途中でチューニングを替えました。(^^;
なので、武満 論は、ご勘弁を!

そんな私が、なぜ、この本を読んだかと言うと・・・・・・。



武満徹対談選.jpg

武満徹対談選―仕事の夢 夢の仕事 (ちくま学芸文庫)

  •  編:小沼純一
  •  筑摩書房
  •  2008/01/09
  •  文庫


ちょっと私には無理・・・と敬遠していた武満徹でしたが、この本を読み、とても親しみを感じました。

彼が選んだ対談相手がユニークだということが、そう思った原因かもしれません。

だって、冒頭は いきなり黒柳徹子!
他にもキース・ジャレット、秋吉敏子、寺山修司、谷川俊太郎・・・と、私も多少は知っている人(別に知り合いとかではありませんが・・・笑)との対談も載っているのです。

極めつけはデヴィッド・シルヴィアン!!

はい、武満徹とデヴィッド・シルヴィアンの対談が読みたくて、この本を手にしたわけです。(笑)

デヴィッド・シルヴィアンへのインタビュー記事は、今まで幾つも読んできました。
JAPAN 時代の小生意気なデヴィッドへのインタビューは雑誌で
最近の哲学者然としたデヴィッドへのインタビューはネットで・・・。

でも、何となくインタビュアーとデヴィッドの話が かみ合っていないと感じることが多かったです。
インタビュアーは一般読者が知りたいだろう瑣末なことや曲の着想はどうやって得たのかとかを聞きたがり、一方、デヴィッドは自分の哲学や思考について抽象的な話をするばかり・・・そんな印象でした。


この本を読んで、インタビューではなく対談ということもあるのでしょうが、デヴィッドと武満氏が打ち解けて話が はずんでいる感じには衝撃すら受けました。

特に、二人が「タルコフスキーの映画が好きだ」というところで盛り上がっている部分は、私もタルコフスキーの映画には興味があるので、大変、面白かったです。

デヴィッド・シルヴィアンがタルコフスキーの映画『ノスタルジア』を観てインスパイアされ、『ノスタルジア』という曲を作ったことは知っていました。
でも、武満徹もタルコフスキーの訃報を聞いて『ノスタルジア』という曲を作ったというのは知りませんでした。
ぜひ、聴き比べてみたいものです。


今までのデヴィッドのインタビュー記事の日本語訳は、たいてい
「そうだね、ぼくは◇◇◇のことが◎◎◎だから、どうたらこうたら・・・」
みたいな タメ口で長々しい文章が多かったように思います。

それが、この本では、きちんとした敬語を使って、武満氏のことをとても尊敬している感じが文章にも表れていて、読んでいて心地よかったです。


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デヴィッド・シルヴィアンの公式サイト [デヴィッド・シルヴィアン]

デヴィッド・シルヴィアンのオフィシャル・サイト・・・当然、英文なわけですが、時々のぞいています。

 http://www.davidsylvian.com/


〔 NEWS 〕の項目・・・去年の 11 月 18 日以来、更新されていないなぁ・・・と思っていたら
あらら! 3 月 13 日に更新されていました!

ニュー・アルバム『Manafon 』がリリースされるそうです。
レコーディングメンバーを見ても、ピンとくる名前は無いのですが、まぁ、楽しみが増えたということで・・・。


デヴィッドのこのオフィシャル・サイトで好きなのが、彼が撮った写真が掲載されている〔 IMAGES 〕というページです。

人物や動物は ほとんど無し、植物はチラホラ・・・ほとんどが人工的な造形物が ただそこに ある・・・そんな風景写真や室内写真ばかりです。
なので、初めは(何の変哲もない街中のスナップ写真じゃないの)と、冷めた目で見ていました。

でも、延々と続くそれらの写真を見ているうちに、妙に面白く感じてしまったのは、私がファンだからでしょうか?
それとも、それなりに デヴィッドの写真のセンスが優れているからでしょうか?(^^;


このオフィシャル・サイトのトップページには
アルバム『The Good Son vs. The Only Daughter 』のジャケット画が載っています。

この絵は、別のアルバム『ブレミッシュ』の絵をアレンジしたものです。
基になった『 blemish (ブレミッシュ)』のジャケット画は、こちらです。↓


ブレミッシュ.jpg

ブレミッシュ

  •  David Sylvian
  •  P-VINE
  •  2003/10/22
  •  CD

なんとなく、こぎれいで可愛いデヴィッドで、私は この絵が好きです。
でも、収録曲が現代音楽風で難解というか退屈なので、このアルバムは持ってません。(^^;


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『Don't Rain on My Parade 』 JAPAN [デヴィッド・シルヴィアン]

2 月 23 日は、デヴィッド・シルヴィアンの誕生日です。
★☆ Happy Birthday, dear David !! ☆★

彼は1958年生まれですから、今年で 51 歳!
51 歳なんて、まだまだ人生途上です。
これからも、ますます活躍し、ステキな音楽を届けてくださいませ!

さて、JAPAN は、オリジナル以外にカヴァー曲も 2 曲 出しています。
そのうちの一曲 『I Second That Emotion 』 については以前書きました。
過去記事は、こちら


今日は、残りのもう一曲、『Don't Rain on My Parade 』について。

私は この曲のオリジナルについては、まったく知らずに JAPAN バージョンの曲だけ聴いていました。
なので、オリジナルを聴いた時は、とても驚きました。

オリジナルはバーブラ・ストライサンド主演のミュージカル(後に映画にもなった)『ファニー・ガール』の挿入曲だったのです。
正直言うと・・・オリジナルの方が私は好き・・・。(^^;

あっ! でも映画は観てません。(^^;


★ JAPAN の『Don't Rain on My Parade 』

ロング・ブロンド・クシュクシュ・ヘア&真っ赤なルージュ&ドスが利いてコブシも利いている歌声のデヴィッド!です。
この時の彼・・・おそらく20 歳くらいでしょう。


★ オリジナルはバーブラ・ストライサンドが唄っています。
やっぱり、御大 バーブラ姐さんには かないませんわ。


ということで、これからも、デヴィッド・シルヴィアンには、彼オリジナルの
「時々難解、でも心地よい楽曲」
を聴かせ続けてほしいと切に願っています。


JAPAN の『Don't Rain on My Parade (パレードに雨を降らせないで)』は、こちらの1st アルバムに収録されています。



果てしなき反抗.jpg

果てしなき反抗(紙ジャケット仕様)

  •  JAPAN
  •  BMG JAPAN
  •  2008/07/23
  •  CD


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『Some Small Hope 』ヴァージニア・アストレイ&デヴィッド・シルヴィアン [デヴィッド・シルヴィアン]

デヴィッド・シルヴィアンが、ヴァージニア・アストレイとデュエットしている曲があります。
『Some Small Hope 』

ヴァージニアの澄んだ清らかな声とデヴィッドの低音が美しく混ざり合っていて、私は好きです。


この曲の作曲は、ヴァージニア・アストレイと坂本龍一、プロデューサーも坂本龍一です。



SOME SMALL HOPE.jpg

サム・スモール・ホープ

  •  Virginia Astley, David Sylvian
  •  ダブリューイーエー・ジャパン
  •  1992/11/28
  •  CD


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『Praise 』デヴィッド・シルヴィアン [デヴィッド・シルヴィアン]

デヴィッド・シルヴィアンのCD 『Dead Bees On A Cake 』を購入し、順番に曲を聴いていって・・・13 曲目・・・あれっ?

聞こえてきたのはデヴィッドの低い声ではなくて・・・・・・

歌っているのはヒンズー教の師匠、Shree Maa 。

ヒンズー教!?
デヴィッドは、イングリッド・シャヴェイズと結婚し子どもが生まれた後、ヒンズー教に強く影響を受けていた時期がありました。
この曲は、彼らの家にShree Maa 師が滞在した時、朝の祈りの後に歌った歌だそうです。

正直に言うと、はじめは
(デヴィッド・シルヴィアンのソロアルバムを買ったわけだから、デヴィッド以外の人の歌を聞かされても嬉しくないんだけど・・・)
と思いました。(^^;

でも、何度も聞いているうちに、この曲の祈りの力というのでしょうか、心が落ち着くような気がしてきました。
今は、好きな曲です。

Praise ・・・ 「神への賛美」という意味だそうです。



Dead Bees on a Cake.jpg

Dead Bees On A Cake

  •  David Sylvian
  •  EMIミュージック・ジャパン
  •  1999/04/09
  •  CD


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『Night Porter 』 JAPAN [デヴィッド・シルヴィアン]

冬の寒い夜・・・愛犬が夜中にクウーン、クウーンと鳴き始めます。
・・・やがて、一声「ワン!」と吠えます。
それでも無視していると、怒りを込めて鳴き始めます・・・「ワン! ワン! ワン!」

で、「はい、はい。ただいま~!」と、きっちり防寒をして夜のお散歩(別名、夜のおトイレ)に出発です。

去年までは なかったことです。
今年になって、急に夜中のトイレが始まりました。
我が家の愛犬も相当の高齢犬(16歳!)となり、トイレが非常に近くなったようです。


夜中、シーンと静まり返った町内を犬と一緒に歩いていると浮かんでくるのがこの曲です。

JAPAN の『Nighet Porter 』です。

night porter ・・・辞書で調べたら「ホテルなどの夜勤のボーイ、玄関番」とありました。
私は今の今まで、てっきり「夜警」だと思っていました。(^^;


JAPAN の『Night Porter 』は、静かで落ち着いた曲です。
アルバムで聴く分には好きですが、ライブで聴いた時は、正直、私は盛り下がりました。
(^^;
いい曲なんですけど、ちょっと内省モードになっちゃうんです。


HMVのこちらで少し試聴できます。
 http://www.hmv.co.jp/product/detail/2727986



孤独な影(紙ジャケ仕様).jpg

孤独な影(紙ジャケット仕様)

  •  JAPAN
  •  EMIミュージック・ジャパン
  •  2008/07/02
  •  CD


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『My Winter 』ドルフィン・ブラザーズ [デヴィッド・シルヴィアン]

イギリスのロック・バンド JAPAN は 1982 年に解散しました。

その後、ドラムスのスティーヴ・ジャンセンとキーボードのリチャード・バルビエリは二人で組んで Dolphin Brothers というグループを作ります。

これは、Dolphin Brothers の曲 『My Winter 』です。

この曲を何の情報も無しに聴いたなら、デヴィッド・シルヴィアンが歌っていると思うのではないでしょうか?
でも、歌っているのはスティーヴ・ジャンセンです。

デヴィッド・シルヴィアンとスティーブ・ジャンセンは実の兄弟ですから、やはり血は争えないというか、DNA は正直というか、声質も歌い方もそっくり!

強いて言うならば、デヴィッドの歌唱の方が、艶っぽいかな。
スティーヴは、少しサラッとしていてアクが無いかも・・・。

でも、やっぱり似ている・・・。
そんなことを思って聴いてしまう曲です。


デヴィッド・シルヴィアンの子どもは二人とも娘ですが、スティーヴ・ジャンセンには息子がいるそうです。
スティーヴの息子が、もし音楽の道に進んで歌ったとしたら、やはり息子も同じような声質で同じような歌い方をするのでしょうか?



dolphin brothers.jpg

Catch the Fall

  •  Dolphin Brothers
  •  Virgin
  •  2004/06/07
  •  CD


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『Halloween 』JAPAN [デヴィッド・シルヴィアン]

   ★◎ ハッピー・ハロウィーン! ◎★

ハロウィーンのダークで、おどろおどろしい雰囲気にピッタリのこの曲を満を持して 紹介いたしましょう!

JAPAN の『Halloween 』です!・・・・・・あっ! そこ逃げないで!(笑)

この曲が収録されたアルバム『Quiet Life 』が世に出たのは1979年。
まだドイツが東ドイツ、西ドイツに分かれていた頃の曲です。

Halloween に蘇ってくる死者の霊や悪鬼、そうしたものと ドイツの過去の歴史や東西に分断されているドイツの現状をダブらせて歌った歌なのでしょうか?

JAPAN の初期の曲には政治色の濃い歌詞のものが多いのですが、この曲もその一つです。

東西ドイツが統合されたのは このアルバム発表の11年後、1990年のことでした。

歌詞の内容はともあれ、ハロウィーンの夜の不安と不気味さ?を感じさせる曲だと、私は秘かに思っています。(^^;



Quiet Life.jpg

Quiet Life

  •  Japan
  •  Sony BMG
  •  2006/10/31
  •  CD


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『Jean The Birdman 』デヴィッド・シルヴィアン&ロバート・フィリップ [デヴィッド・シルヴィアン]

畏れ多くも かしこくも・・・という枕詞をつけたくなるようなバンド、キング・クリムゾン!
私ごとき者が、語る言葉を持ちあわせているわけもなく・・・・・・というよりも、正直に告白すると、クリムゾン・・・ほとんど聴いてません・・・・・・自爆(笑)。

この伝説のカリスマ・バンド、クリムゾンの御大 ロバート・フィリップ氏は、なぜかデヴィッド・シルヴィアンのことをいたく気に入られたようで、二人の名前で作ったアルバムが何枚か出ています。
この『The First Day 』は、その一枚です。

HMV で少し試聴できます。
 http://www.hmv.co.jp/product/detail/21714



The First Day.jpg

The First Day

  •  David Sylvian & Robert Fripp
  •  Virgin
  •  1993/08/10
  •  CD



孤高が似合うデヴィッドではありますが、このフィリップ氏とは意気投合!?
いつもの内省的なイメージを払拭するかのようなエネルギッシュな曲を作り、生きのいいヴォーカルを聴かせてくれます。

『Jean The Birdman 』、めちゃくちゃCOOL な曲です。(^^)v


私は、Sylvian & Fripp の『The First Day 』ではなく、デヴィッドのこちらのアルバムに収録されている方で聴いております。(^^;



Everything and Nothing.jpg

Everything and Nothing

  •  David Sylvian
  •  Virgin
  •  2000/11/07
  •  CD


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『Orpheus 』デヴィッド・シルヴィアン [デヴィッド・シルヴィアン]

デヴィッド・シルヴィアンの個性で一番好きなのは、その声です。
あの歌い方です。

彼の作る曲のメロディ・ラインも好きです。
決して明るくはなくて、どちらかというと暗い。
ハッピーになるというよりは、沈思黙考!
でも、癖になります。(笑)

彼の性格は・・・まぁ、そんなものは曲を聴く上では、どうでも よろし。
何となく、気難しくて、とっつきにくい人であろうことは想像に難くないけれど・・・。(笑)

で、???というか、頭が痛くなるのが、彼の詩です。
正直・・・・・・理解できない。
私に詩心がないのでしょうか・・・。
ヨーロッパ系の人が考えることを知る上で不可欠な教養(キリスト教、世界史、この歌だったらギリシア神話の知識?)が不足しているからでしょうか・・・。


まぁ、詩は相変わらずわからん!の曲ですが、好きな曲です、『Orpheus』。

http://www.youtube.com/watch?v=E2dgMNm64Mg

ゴーストに負かされるというのは、過去に負けるということ=未来をなくす?、あるいは、自死への衝動ということだと思うのです。

キーワード(人物)は、この「オルフェウス」なんですよね。
ギリシア神話のオルフェウスは、竪琴の名手。
最愛の妻に先立たれ、冥界に赴き、彼女を取り戻そうとします。
冥界王ハーデスはオルフェウスの竪琴の美しさに免じて、妻を連れ戻すことを許可します・・・条件付きで。
その条件とは、冥界を出るまで、決して後ろを振り向いてはならないということ。
しかし、哀しいかな、オルフェウスは後ろの妻を振り向いてしまう・・・。

で、サビの部分の詩が、私には、よう わからん!のです。

何となく「死」の香りがするし、絶望感も感じる・・・。

人生に前向きで、あるがままに受け止めて生きろ!と歌うBUMP OF CHICKEN の歌の真逆に位置する歌のような気がします。

私は、デヴィッド・シルヴィアンとバンプ・オブ・チキン、極端に違う二つの音楽で、人生のバランスを取っているのかもしれません。


HMVのこちらで少し試聴できます。
 http://www.hmv.co.jp/product/detail/2728000



Secrets of the Beehive.jpg

シークレッツ・オブ・ザ・ビーハイヴ

  •  David Sylvian
  •  EMIミュージック・ジャパン
  •  1996/07/24
  •  CD


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