『WORLD CITIZEN 』 ryuichi sakamoto + david sylvian [デヴィッド・シルヴィアン]
二つの曲から成っています。
一つは、『 WORLD CITIZEN (i won't be disappointed )』
この曲も嫌いではないけれど、より好きなのは もう一曲のほうです。
それが、『 WORLD CITIZEN 』です。
こちらは、David Sylvian の作詞・作曲です。
案外、サラッとした曲ですが、歌詞は結構 過激です。
ニューヨークの港に届くはずだった薬が放置されたせいで何千人もの子どもたちの命がうしなわれたとか
インドでダムが作られて人々は家と土地を失ったとか
どちらかというと、抽象的で内省的な詞を書くことが多いデヴィッドですが、この作品に関しては、直接的でリアルな詞で、驚きました。
この曲を作るに至った経緯を詳しくは知りませんが、政治や社会問題に関心が高い坂本教授に引っ張られて作った曲だろうなぁ・・・と思ったりもします。
最新作の『Manafon 』を聴いていると、デヴィッドの関心は、今は世界情勢という漠としたものではなく、個々人の内面?のような、より内なるものに向かっているような気がします。
しかし、私にとっては、そうした最近の曲よりも、このメッセージ色の強い『WORLD CITIZEN 』のほうが、はるかに解りやすく、胸にスーッと入ってくるのです。
『Manafon 』 聴きました・・・ [デヴィッド・シルヴィアン]
9 月 23 日に発売されたデヴィッド・シルヴィアンのニュー・アルバム『Manafon 』を何度か聴きました。
で、全曲通しで聴いた最初の感想は・・・。
う~ん、デヴィッドは進化してるんだろうなぁ・・・。
ただ・・・私の期待する音楽とは離れてきてるのかなぁ・・・。
即興音楽のような、和音とか調和とかいうのと対極にあるような
どう考えたってカラオケにはできないような(笑)
いつ曲が終わって、次の曲が始まったのかわからないような
そんな、ちょっと前衛的に感じられる音楽でした。
でも、デヴィッドのヴォーカルは、とても力強くて存在感があって、この声を聴いているだけでも、幸せ感はあります。
なんのかんの言っても、彼の声が持つ魔力には敵わないのよね、私。
(^^;
二回目は歌詞を見ながら聴きました。
歌詞は案外、面白い!
今までの内省的な歌詞よりも、もう少し引いて客観的に見ているような感じで、独特の雰囲気があります。
曲のタイトルも、ちょっと変わっていて印象的です。
1 Small Metal Gods (小さな金属の神々)
2 The Rabbit Skinner (兎の皮はぎ師)
3 Random Acts Of Senseless Violence
(無分別な暴力の任意行為)
ジャック・ウォマックの SF 小説『アンビエント』シリーズの第 5 作のタイトルだそうです。
4 The Greatest Living Englishman
(最も偉大な現存の英国人)
5 125 Spheres (125個の球体)
6 Snow White In Appalachia (アパラチアの白い雪)
7 Emily Dickinson (エミリー・ディキンソン)
19 世紀のアメリカの女流詩人
8 The Department Of Dead Letters
※ これはインストゥルメンタル曲なので歌詞がなく、タイトルの邦題もついてません。
dead Letters には「空文、死文」という意味があるということなので、(空文省)ということでしょうか??
9 Manafon (マナフォン)
ウェールズ地方の寒村の名称だそうです。
10 Random Acts Of Senseless Violence
3 のリミックスバージョン(日本盤だけのボーナストラック)
聴き込んでいくうちに、どの曲が、お気に入りになるかは、まだ不明。
秋の夜長の BGM に合う雰囲気なので、しばらく聴いていこうと思います。
『すみれSeptember Love 』一風堂・・・JAPAN のライブの舞台裏!? [デヴィッド・シルヴィアン]
9 月・・・長月・・・September ・・・。
そう言えば、こんな曲もありました。
一風堂の『すみれ September Love 』
一風堂のヴォーカル&ギターの土屋昌巳は、この曲がヒットした時期、ロックバンド JAPAN のワールドツアーのサポートメンバーでも ありました。
なので、この曲がテレビ番組「ザ・ベストテン」に登場した時、JAPAN のイギリス公演の映像が入り、JAPAN ファンとしては実に おいしい曲でもありました。(^^)v
Youtubeで見つけた映像には、リバプールのエンパイヤ劇場での JAPAN のライブに集まったファンの映像や、終演後、ファンが多くて楽屋口から出られず、地下通路を通って非常口へ向かい、警察の車で脱出する JAPAN メンバーの姿も映っていて貴重でした!!
『The Other Side Of Life 』JAPAN [デヴィッド・シルヴィアン]
今日、外を歩いていたら、黄色くなった桜の葉っぱが既に散り始めていました。
急速に秋めいてきましたね。
で、秋と言えば、JAPAN でしょう!(笑)
『The Other Side Of LIfe 』のアコースティックバージョンで、しっとりとした秋気分を堪能しましょうか。
うーん、秋というより、晩秋か冬の雰囲気かしら・・・。
(^^;
原曲は7分以上ある作品ですが、このアコースティックバージョンは大幅にカットされています。
バンド演奏で聴く『The Other Side Of Life 』も聴きごたえがありますが、短くコンパクトにしたアコースティックバージョンでも、充分、曲の世界に浸れる感じがします。
初出はアルバム『Quiet Life 』です。
JAPAN 解散後に発売されたコンピレーションアルバム『Exorcising Ghosts 』にも収録されています。
ジャケットの絵は、確か、デヴィッドが描いたもの・・・だったと思います。
この絵は好きです!
◆
新譜『Manafon 』の DVD 付きデラックスバージョンも、ようやくamazon に載ってきました。
でも、やっぱり、た・・・高い!
13,527 円! So expensive!(@o@)
デヴィッドが野うさぎをぶら下げている絵だけでは・・・いや、もちろんこれだけではなく、DVD やら分厚いブックレットやら他にも、いろいろあるらしいですが・・・、ちょっと二の足を踏みますわ。
ということで、少し発売時期は遅いのですが、日本語訳詞つきの、こちらのバージョンを予約しようと思っている小市民の私です。(^^;
『Manafon 』のジャケット、いい感じ! [デヴィッド・シルヴィアン]
デヴィッド・シルヴィアンの新作アルバム 『Manafon 』
本国アメリカでは 9 月 14 日、日本では 9 月 15 日に発売だそうです。
彼の公式サイトによれば、通常版の他に、CD とDVD がセットになったデラックス版も出るそうな・・・。
しかし、日米それぞれのamazon で探してみても、通常版(CD 一枚)の方しか見つかりませんでした。
だから、まだ予約しないで、デラックス版の情報(内容詳細とか値段とか!)が出てから、どちらを購入するか決めようと思っています。
で、公式サイトにアップされていたこの画像が、アルバムのジャケットのようです。
いいんじゃない! (^^)v
『Bamboo Music 』坂本龍一+デヴィッド・シルヴィアン [デヴィッド・シルヴィアン]
明日は七月七日・・・七夕。
七夕といえば、笹飾り。
一般の家や幼稚園などで飾るのは、細い笹竹を使った笹飾りですよね。
でも、私のふるさと仙台の七夕まつりでは、細い笹竹ではなくて、太い竹を使った大掛かりな七夕飾りが商店街を彩ります。
・・・あの太い竹は どこから調達しているのかしら?
元・仙台市民ですが、そういう事情は、とんと知りません。(^^;
さて、竹つながりで、坂本龍一とデヴィッド・シルヴィアンの『Bamboo Music 』を聴いてみましょう。
この曲は、かの有名な『禁じられた色彩(Forbidden Colors) 』のマキシ・シングルに収録されています。
過去記事 『禁じられた色彩』 David Sylvian & 坂本龍一
『禁じられた色彩』の雰囲気とはガラッと変わった、乾いた感じのテクノポップ?な仕上がりの曲です。
坂本龍一・・・まだ髪の毛が黒くてテクノカットだった頃ですね。
デヴィッド・シルヴィアンも、あの鈴カステラヘア(前が金髪、後ろが茶髪)です。(笑)
メガネをかけてタイプライターを叩いているのは、デヴィッドの実弟、スティーヴ・ジャンセンだと思われるのですが、不思議な雰囲気です。
だって、ドラムスじゃなくてタイプライターだもの・・・。(^^;
『Laughter & Forgetting 』デヴィッド・シルヴィアン [デヴィッド・シルヴィアン]
デヴィッド・シルヴィアンは写真を撮るのも好きです。
自分の HP にも作品を載せていますし、2007 年のライブのツアーパンフはデヴィッドの写真集(CD 付き)でした。
このツアーパンフについては、いろいろ思うところがありまして・・・。
決してお安くは無いお値段だったわけです・・・。
帰宅後、期待して開いてみたら
あっ! 写真だ!
ふーん、風景写真にスナップ写真・・・。
これはホテルの部屋かな?
これは交差点だね、歩道橋に「渋」の字が見えるから渋谷かな?
塀の上に並んだ白い長靴?!
プチトマト一個と十円玉三枚?!
流しに重なって捨てられたアイスキャンディ?!
壁に貼られた大漁旗?!
抹茶のシフォンケーキ?!
まぁ、最後のページに付いていた samadhi sound のサンプル CD には、なかなか いい曲も入っていたので、なんとか怒りをこらえましたが・・・。(笑)
今回、動画サイトで『Laughter & Forgetting 』を見つけて、見てみたら・・・!
このスライドショーに使われているのはデヴィッドが撮影した写真ではありませんか!!
全部をチェックしたわけではありませんが、彼のHP で見た写真が何枚か入っていました。
まぁ、こうして見る分には、静謐で色の綺麗な写真かな・・・と思わなくもありません。(苦笑)
この曲はデヴィッド・シルヴィアンがソロになってからの 2 枚目のアルバム『Gone to Earth 』に収録されています。
そうそう、あのマユゲ犬のジャケットの『Everything and Nothing 』にも収録されていました!
『The Librarian 』ナイン・ホーセス [デヴィッド・シルヴィアン]
眠っているときに見る夢・・・いくつかレギュラーの夢があります。
そのうちの一つが、図書館の夢です。
いつも同じ図書館が出てくるわけではありません。
ある時は、小さな木造の小屋の図書館でした。
中に入ると、昔懐かしい駄菓子屋さんのような雰囲気で、本だけでなく文房具も置いてあります。
かわいいノートやカラフルなペン、お菓子や果物の形をした消しゴムなども本棚に並んでいます。
本の貸し借りは、バーコードなんてコジャレたものではなく、大学ノートに書く!という原始的なものでした。
ある時は、エレベーターで昇った高層階のガラス張りの図書館でした。
大きな窓には暗紅色のビロードのカーテンがかかっています。
そのカーテンを開けると、静かで落ち着いた人工的な光が差し込んできます。
置いてある本は新しいものばかりで、図書館なのに、なぜか帯がついたままの本もたくさんあります。
でも、この図書館には司書がいないらしく、本は分類されずに乱雑に置かれたまま・・・。
(うーっ、並べ替えたい!)と思った途端、目が覚めました。(笑)
さて、ナイン・ホーセスの『The Librarian 』です。
nine horses (ナイン・ホーセス)は、デヴィッド・シルヴィアンと弟のスティーヴ・ジャンセン、そして バーント・フリードマンの三人で作ったユニットです。
クラリネットを吹いているのは作曲者のバーント・フリードマン。
Toy Piano(おもちゃのピアノ?)を弾いているのはデヴィッド・シルヴィアンです。
図書館に行き、たくさんの本が並んでいる書架の前に立って、どれを借りようか迷う時・・・。
私にとって、至福の ひとときです。
・・・でも、帰宅すると
(後で ゆっくり読もうっと!)
と思っているうちに返却期限が来て、泣く泣く読まずに返したことも数知れず・・・。
(^^;
『For The Love Of Life 』デヴィッド・シルヴィアン [デヴィッド・シルヴィアン]
浦沢直樹の『MONSTER 』・・・原作漫画は読んでいません。
アニメのほうは少しだけ見ました。
なぜかと言うと、このアニメのエンディング曲をデヴィッド・シルヴィアンが歌っていたからです。
絵は綺麗なのだけれど、内容は暗くて重くて哀しくて・・・という、このアニメにマッチしている美しい曲だと思います。
ちなみにエンディング曲・・・1st バージョンはデヴィッド・シルヴィアンでしたが、2nd バージョンは、あのフジ子・ヘミングがピアノを弾いている・・・のではなく歌っている曲でした!!
「MONSTER 」の音楽担当 配島邦明、ある意味、すごい!!
↓ こちらはシルヴィアンの曲が入っているサントラ 1 です。
フジ子・ヘミングの歌声が聴けるのはサントラ 2 のほうです。
ストーリーは・・・。
天才脳外科医 天馬賢三が命を救ったドイツ人?の少年ヨハン。
しかし、ヨハンは邪悪な心を持つ、まさにMONSTER だった!!
アニメを数話見ただけなので詳しくないのですが、クールな美少年ヨハンの底知れぬ不気味さ、邪悪さには、心底ゾーッとしました。
それ以上にゾゾゾーッとしたのは、ヨハンが邪悪になった理由です。
ある組織が邪悪な人間を作るために、子ども達にある絵本を読み聞かして洗脳したのです!!
絵本の読み聞かせをそんなことに使わないでほしいです!
(;_;)
浦沢直樹による原作漫画は、こちらです。
MONSTER 1 完全版 (1) (ビッグコミックススペシャル)
- 浦沢直樹
- 小学館
- 2008/01/30
- コミック
そして、こちらがアニメのDVD BOX ・・・ 全74 話なので、DVD BOX も 5 箱も あるんですって!
『The Scent Of Magnolia 』デヴィッド・シルヴィアン [デヴィッド・シルヴィアン]
マグノリア・・・以前、映画『マグノリアの花たち』について書きました。
『マグノリアの花たち』シャーリー・マクレーン
その時、つけていただいたコメントの数々から、マグノリアはモクレンやコブシなどの総称であることを知りました。
で、デヴィッド・シルヴィアンの『The Scent Of Magnolia (マグノリアの残り香)』です。
あれっ? この曲、わりと好きなのに今まで書いてなかったのは なぜだろう?
中盤に差し掛かって納得!
当時、デヴィッドの奥方だったイングリッド・シャヴェイズの語り?のウィスパー・ヴォイスが入っているからだわ!!
私って、なんて了見の狭い女なのでしょう・・・。(^^;
↓ こちらで少し試聴できます。